❉王宮の西側にある楼閣。1412年に王宮の湿地の中に四角い島をつくり、楼閣を建てたのがはじまり。「慶会」とは「王と臣下が人徳をもって互いに会う」という意味。今で言えば迎賓館として使われていました。
❉文禄の役のときに焼失し、現在の建物は1867年に建てられました。
❉「慶会楼」は48本の花崗岩の柱で支えられた2階建ての楼閣で、外側の柱は四角く、内側の柱は丸くなっています。これは「天円地方」(天は丸く、地は四角い)という東洋哲学にしたがったものです。屋根の棟木の雑像は11個、王宮の建物の中では最も多い数です。