本日は東大阪市保育士の皆さんの集まりに寄せていただきました。
40人くらい集まってくださいました。
テーマは「母子愛着形成の重要性について」
~支援者に今必要なこと~
人は子育てを特別なものとしてあつかいますが
毎日の食事の支度、掃除、洗濯、身支度や仕事など何も変わらないことです。
お母さん達は子育てに悩みすぎです・・・実は子が見られていないだけです。
いい訳をしない・・・人として何故産まれたかを知るべきです。
(それは児のことだけでなく自分自身も含めてです)何故この子を産んだのかも。
日々の些細なことに心を奪われては・・・正しく児の動きがみえていません。
子育ては、頑張ったり我慢したりすることではありません。ともに生きることです。
優劣はありません。
児を信じること・・児は原因を持って、あなたを選んで来たことを自覚することです。
二人目、三人目何ら関係ないことです・・・どの児もひとりの人として平等なる存在です。
新生児には新生児として、二歳児は二歳児として寄り添うことです。
母自身が「諦めることです・・・何故諦めなければいけないか原因を明らかにすることです」
支援していくものとして心掛けなくてはいけないことは。
お母さん達に誤魔化しや気分転換を教えないことです。
産んだことの意味をしっかり考え覚悟してもらえるようにサポートすることです。
サポートは人によって異なります・・・ケースバイケースです。
ありきたりの言葉かけは誤魔化しになるので気をつけなければなりません。
私たちは、真剣に考えることを、その事実は誰が作ったかを自覚するようサポートします。
このようにサポートするために何を学ぶ必要があるかをご一緒しました。
前半は
皆さんの疲れをとっていただくために
ラージャ・ヨーガのアーサナを体験していただきました。
ゆっくり目にシャヴァ・アーサナを十分取っていただき(なかなか好評でした!!!)
身体を動かすことで呼吸が調い心も静まったようです・・・ほんとにいい感じです。
テーマと何の関係があるのかと???思われた方もいたようですが・・・良かったと言う声。
アーサナの体験が理屈を超えて、「本当の自己」で穏やかさを感じていただいたと思います。
その後
古い(紀元前)インドに伝わる「五蔵説」のお話をさせていただきました。
食物によって支えられている肉体(食物鞘)
肉体を内側から支えているプラーナ体(生命体エネルギー・気)肉体に動きを与えている。
想念体(思い、過去の記憶)がプラーナを動かしています。
知識(知識体)が存在していて想念を支えています。
その奥に福楽体という、皆が幸福に楽しく暮らしたいと願い続けています。
これら五つの鞘は「無知」によって影響を受けるので、正しい知識を学ぶことが大事です。
「思いは原因。その原因は種のようなもので結果が現れ実を結びます」
だから身に起こる出来事は自業自得!
私たちはこの意味を理解しておくと新たな苦痛を生まないですみます。
そして今までの負の記憶を消すことができます。
その結果「本当の自己」の存在を体得します・・・ハートと関係します。
母子の愛着形成!!!
この五蔵説からも理解できるように、
正しくない知識が過去の記憶である想念を支え、プラーナを動かし肉体に影響するのです。
すべては
思い(想念)を理解しない限り、色々な問題点は解決することはできない。
新しい方法を学ぶことよりもシンプルな心と身体のメカニズムを理解することが大事です。
この大切な事柄を理解したのち、方法を取り入れていくことは大切といえます。
母子と関わる私たちは
「母子が悪いのではない」ということを理解しておくことです。
母の行為は過去の記憶から発しており永遠でないものです(エゴ)。
エゴは本来の私ではないのだから・・・捨てればいいのです!
すべては「平等で尊い存在である」
そして、「本当の自己」は皆同じで、五つの鞘のさらに深いところに存在します。
ともに、他者の「本当の自己」のみを感じることです。
次回は愛着形成に必要な「ベビーヒーリングタッチ」を後半に行いましたのでお知らせします。