自店の看板商品やメインメニューを磨くことは必要です。
しかしながら、あまりこだわりすぎないでなるべく多くのメニューは用意した方が良いと思います。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経新聞に次のような記事がありました。
「吉野屋、客足ひとまず回復 好調メニューの持続カギ」
・今回は安部社長自らが主導した立て直し策が奏功した形だが、牛鍋丼の集客効果がどこまで続くかは未知数だ。
・吉野屋は11月中に牛鍋丼と同じく280円の「牛キムチクッパ」を投入する計画だが、その後は低価格の新商品を出さない予定。
・客単価の大きな落ち込みも気がかりだ。吉野屋は当初、販売数に占める割合は「牛丼が6割に対して、牛鍋丼は3割」とみていた。だが、実際は牛鍋丼6割、牛丼3割と逆転、9月の客単価は15%減少した。
(引用:2010/10/08 日本経済新聞より)
とのことです。
前にもブログで書いたと思いますが、競合に比べてメニュー数が少なく、低価格商品が売れると客単価が落ち込む構造がやはりあるようです。
価格競争に巻き込まれない
低価格、やめる企業と続ける企業
反対に、トッピングメニューが豊富なすき家は値下げ以降も単価の減少率は1割程度とのこと。浮いたお金をトッピングに回すお客が多いとみられるようです。
今後は吉野屋もトッピングなどを増やす検討に入ったとのことですが、結構後手後手の感があるのは否めませんね。
前にも書いたように、スーパーでは特売商品を販売すれば、かならず利益の取れる中目玉商品等も売れるように仕掛けます。
低価格メニューを投入するなら、同時に高価格(または定番価格)の新メニューも投入した方が良いと思います。
一旦は安さにつられて来店したお客様も、他にも新メニューが豊富であれば何度か来店するうちの1回や2回は食べてみたいという気になるものです。
はなまるうどんも吉野屋グループだったと思いますが、はなまるだってトッピングが豊富で、かけうどんの小は105円~となっていますが、本当に105円だけで済ますお客さまってそんなにいないと思います。
いっそ、はなまると吉野屋のコラボ店舗などを開発してもおもしろいかもしれませんね(半分思いつきですが)。
さあ、あなたのビジネスでも、商品は豊富に揃えていらっしゃいますか?
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