ちょっとした工夫で、高いメニューもまだまだ売ることができるものですね。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「お酒頼みの商法通じず 工夫と配慮で売る時代」
・ベルギービールを売りにする「麦酒本舗」~~同店自慢のベルギービール「グーデンドラーク」は1杯1200円もする高級品だ。単品では注文しにくい人もいる。
・そこでこのグーデンドラークを使った料理と一緒に売ることを考えた。
・皿を変えるなどして、料理の盛りつけをよりこのビールにふさわしい高級なイメージに変更。その上で、料理を勧める際に高価なグーデンドラークを使っていること、一緒に食べると味が引き立つことを丁寧に説明するようにした。結果、料理と共にグーデンドラークの注文も増えた。
・居酒屋「おれっちの炙家ちぃぼう」では、店のリニューアルと同時にドリンクメニューを150品目余りとそれまでの3倍に増やした。
・ドリンクメニューを拡充した前と後で、客単価は1500円も上昇。7割が男性客だったところ、女性客が6割になり、不況の時代に消費を引っ張る女性を引きつけたことで、月商も3倍に増えたという。
(引用:2010/10/08 日経MJより)
とのことです。
飲食店でアルコールの値段は原価の4~7倍と、利益率が高くアルコールの売上げが店の業績に与える影響が大きい中、最近の若い人のアルコール離れや飲酒事故の厳罰化の影響で、なかなかアルコールで稼げなくなってきたとのことです。
あまりお酒に強くない人にとっては、ソフトドリンクが少ないと、あまり楽しめないにもかかわらず、たくさんお酒を飲む人と割り勘になってしまいます。
ソフトドリンクメニューが豊富であればお酒に弱い人も楽しめるようになりますよね。
回転の悪い商品の管理は必要になりますが、従来よりドリンクメニューを3倍にも増やしたことで、売上アップに成功しています。
メニューが多いと客単価のアップにも貢献しますしね。
ベルギービールの例では、単品で頼みにくい高級ビールを料理と一緒に勧める仕掛けを施すことで、うまく注文を増やしました。
単にビールだけをお勧めしていたとすれば、そううまくはいかなかったでしょうね。
さあ、あなたのビジネスでも、もうひと工夫してみませんか?
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