食品の商品開発はやはり味の追求が重要ですね。おいしいものはやっぱり売れる。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。
「独自の鍋、冷食で名店の味」
・マルハニチロ食品の大江工場は~~同工場の見せ場の一つが90食分(1人前を200グラムと換算)の炒飯を一度に炒められる中華鍋を模した巨大な鉄製の調理設備だ。
・先行組の冷食最大手のニチレイなど同業他社と勝負するには飲食店で出てくるような本格的な味づくりが欠かせない。
・ヒントを得るため、06年にレシピを決める技術担当者らが赤坂離宮の門をたたき、約1ヶ月修行した。
・同工場で調理する冷食米飯は名店に負けない味との評価も高い。
・著名な料理家が論評するあるテレビ番組で、売れ筋商品「あおり炒め炒飯」が満点を獲得した。
(引用:2010/10/21 日経産業新聞より)
とのことです。
「あおり炒め炒飯」とはマルハニチロ食品が「あけぼの」ブランドで出している商品ですが、実は私もこの商品が気に入っていて、冷凍庫の中の常備食になっています(笑)。
初めて食べたときに、今までの冷食の炒飯とは風味も味もひと味違うなと感じました。
マルハニチロ食品の連結子会社であるアクリフーズの商品もチャレンジングな商品が多いのですが、味は結構いけてます。
「石焼風ビビンバ炒飯」
「辛子明太子ピラフ」
がお気に入りです。
残念ながら、最近近所のスーパーで「辛子明太子ピラフ」がカットされ、「塩だれ豚とろカルビめし」が導入されていたのですが・・・個人的には前にもどして欲しいです。
それで、料理人が調理するのと工場でつくるのでは全く違うわけですが、いろいろと工夫されています。
具材を入れるタイミングと火力など、ストップウォッチを使って実際に人が手で鍋を振る速度などを秒単位で測ったり、火力を強めるため直径1.5メートルの巨大な中華鍋風の設備を1年にわたって機械メーカーと共同開発されたそうです。
美味しさを追求した結果、製造方法や設備まで他社と差異化されて、それがノウハウとなっていきますね。
ヒット食品になるためには、価格や販促などいろいろな要件がありますが、やはり味の追求が元にあってこそ。
さあ、あなたのビジネスでも、味の追求を続けていらっしゃいますか。
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