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新たな流星群が示す未知なる彗星

2011-08-11 20:41:40 | Weblog
新たな流星群が示す未知なる彗星(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - goo ニュース

2007年以降初めて、地球上空で新しい流星群が観測された。近々ピークを迎えるペルセウス座流星群ほどの輝きはないが、未知の彗星を発見する手掛かりになるかもしれない。

 2011年2月4日夜、NASAの全天流星観測カメラ(CAMS:Cameras for All-sky Meteor Surveillance)プロジェクトで、微光を放つ流星が少数確認された。

「時速約12万9000キロで移動する6個の流星を7時間撮影して確かめたら、すべて同じ方角からだったのでびっくりした」と、調査を指揮するピーター・ジェニスケンス氏は話す。同氏は、カリフォルニア州マウンテンビューにある地球外知的生命体探査(SETI)研究所およびNASAエイムズ研究センターの天文学者である。

「6個は互いに関連しており、未知の流星群に違いないとすぐに理解した」。流星群が発見されると、放射点があるとみられる星座にあやかって命名される。今回は、北天の星座であるりゅう座の恒星、りゅう座イータ星付近だった。

 しかし、4月にピークに達する「りゅう座流星群」が既に存在するため、「2月りゅう座流星群(February Eta Draconids)」と命名されている。

 流星群のほとんどは、太陽系を周回中の彗星や小惑星がまき散らしたちりの帯(ダストトレイル)が、地球の大気へ突入するときに発生する。ダストトレイルを追跡していくと、流星群の母天体を突きとめられる。

 新たなダストトレイルの軌道を計算したところ、(4月の)りゅう座流星群の母天体とは一致しなかった。現時点では2月の母天体が特定できず、今後どの程度まで地球に接近するか不明だという。

「計算上は、母天体である彗星が地球の軌道と交差するのは間違いない。衝突の危険性を詳しく調べる必要がある」とジェニスケンス氏は述べる。

この彗星のもとになった天体は解明するのが非情に困難なようです。
まだまだ宇宙には不思議なことがたくさんあります。