風まかせ

ふと思ったこと、ちょっと気がついたことを気ままに

年金の闇(TOP BRAIN)

2012-03-25 08:45:24 | Weblog
年金の闇(TOP BRAIN) - goo ニュース


「AIJ投資顧問の詐欺事件」には、たいへん驚かされたが、

その理由としては、

「これほど単純な詐欺事件に、多くの年金基金が騙された」ということであり、

また、「社保庁から年金基金への天下りが、きわめて大きな規模だった」

という点が挙げられるからである。



そして、このことは、「中小企業による総合型の年金基金」だけでなく、

その他の、いろいろな年金基金にも、同様の状況が考えられるようだが、

基本的には、国会での答弁からも明らかなように、

「日本の年金は、ほぼ破綻状態であり、また、その他にも、

多くの闇の部分が存在する」とも言えるようである。



そして、この事件で明らかになったことは「デリバティブ」の問題でもあるが、実際には、

「政府やメガバンクの主導により、はるかに大きな規模で、

デリバティブが取り引きされている」とも言えるのである。



具体的には、「約6京円」とも言われる「デリバティブ」が、

先進諸国に存在し、金融政策に、大きな影響を与えているのだが、

このことは、「国債の買い支え」や「為替の介入」などに関して、

「我々の想像を超えた規模で取引が行われている」ということである。



しかし、「権力の暴走」というものは、時として、

予想以上の力を発揮することにも間違いはなく、そのために、

いろいろな「歪み」がうまれてしまったようである。



具体的には、「長期間にわたる異常な低金利」のために、

「表面上は高利回りの金融商品に、

多くの投資家が飛び付かざるを得なくなっている」ということである。



つまり、現在では、いろいろな詐欺事件が、数多く起きているのだが、

ほとんどの場合において、

「常識で判断すれば、このような利回りが払えるはずがない」

ということが明らかだからである。



また、「なぜ、このような異常な低金利が、世界的に継続しているのか?」

という点については、やはり、「世界的な国家財政問題」が指摘できるのだが、

それは、「金利を上げると、国債価格が暴落する」という状況のことである。



そのために、先進国の政府は、大量の資金供給を行い、

「国債の買い支え」を行っているようだが、同時に起きていることは、

「株式や商品の価格を下げることにより、表面上のデフレを演出する」

ということである。



しかも、「デリバティブ」を使うことにより、

きわめて大きな「レバレッジ(テコの効果)」が効いているようだが、

今後、年金に関して考えられることは、

「ほとんどの資産が、国債になっている」ということであり、

実際には、「国債価格が、世界的に暴落する」という状況に見舞われた時に、

本当の「年金の闇」が明らかになるものと考えている。



老後を支えるはずの年金も、実態はかなり危なくなっているようです。
庶民にとっては深刻な話ですね。



イーココロ!クリック募金


☟クリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ