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にぎやかな天地 下 中央公論新社 このアイテムの詳細を見る |
天気 朝はで昼から
宮本輝 著 : にぎやかな天地 (下)
を、読みました。
主人公、聖司は豪華限定本を作る仕事のフリーランスで
将来の迷いなどを封じ込めて、
これからこの道で生きていこう、と決めた瞬間から
聖司の周囲はにわかに変わり始め、大きな仕事が
舞い込むようになります。
発酵食品の豪華本を作る編集作業に接して
なにごとにも、時間が必要だと言う事に気付かされます。
上巻は、やはりいろいろな伏線が沢山で、
その時点ではあまり盛り上がらないので、面白くないなと
思っていたのですが、下巻になるとお話もまとまってきますし
興味深いエピソードも出てきて、楽しめました。
その興味深いエピソードから一つ・・・・・。
主人公が懇意にしている、有名料理人が喋るお話なんですが
宇宙が出している波動は7.5ヘルツで、これは最も心地よい
調和と秩序を保つ為に最適な波動なのだそうです。
それと同じ7.5ヘルツの波動の人間がいると言う。
それは・・・・赤ちゃんというのです。
大人になるといろいろな事を経験するうちにその波動が乱れて
しまうのですが、大人でも7.5ヘルツに戻す方法があるそれは
一つは、楽しかった事を常に思い出す。
二つ目は、幸福な未来を具体的にイメージする。
この二つを意識的に実行し続けると、7.5ヘルツに
近づいていくそうです。
(文中『あくまでも一つの説』と言っていましたので念のため)
そんなに簡単に幸福になれるなら、苦労せんよぉ~。
・・・と、言いたいところですがこれいろんな人が言っていて
特に成功者はほとんど同じような事を言っていますよね。
そりゃ~、これで全てが救われて上手くいくわけではないと思うけど
ネガティブなことをどんなときも考え続けるより
どれほど素晴らしい事か!
私も7.5ヘルツの女目指して、がんばりま~す。