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まどろむ夜のUFO

2007年01月08日 21時53分37秒 | ベリーの感想文(本・映画)
まどろむ夜のUFO

講談社

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天気     ちょびっとあとは

角田光代 著 : まどろむ夜のUFO
を、読みました。

中篇2作と、短編1作の全3作。

表題作まどろむ夜のUFOは、東京で一人暮らしする
大学生の姉の家に、夏休み弟がやってきてはじまる
奇妙なひと夏の物語。

2作目もう一つの扉は、いつも誰かと部屋をシェアしている
OLが主人公。ある日ルームメイトが帰って来ていないことに
気がつきます。ルームメイトと言っても、名前以外は
ほとんど知らず、ろくに会話などした事ないルームメイト。
その事から、いなくなったルームメイトを探している
男と同居するようになります。

どちらの作品も、ユルユルな生活をしている女性が主人公で
生活の全てが、ぼんやりと無気力で覆われています。
そんな彼女達の目線で、書かれた本ですが
彼女達は、強く何かを語ったり、訴えたりせず
徹底的に、現象を観察しています。
傍観しているようで、鋭く観察していて
物語の筋よりも、その描写だけをただ追うことを
楽しめました。

この本は角田光代の初期の作品だそうで
なるほど、観察文学??の原点的なお話しだなと思いました。