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明日、月の上で 徳間書店 このアイテムの詳細を見る |
天気 おだやかな
暖冬だね～
平 安寿子 著 ： 明日、月の上で
を、よみました。
トビ子は短気で熱血漢で、曲がった事が大嫌い
だから小さなときから、あだ名はとんがりトビ子。
早く家を出たくて、高校卒業と共に敢行した家出で
出合ったブンちゃんに、心をすっかり持ってかれ
穏やかで、優しくて、自由な憧れのブンちゃんの
ススメで家に帰り、大学を卒業し、就職し・・・。
しかし突然いなくなったブンちゃんの姿を探し
たどり着いた、中国山地のや真ん中。霧船温泉。
この霧船温泉の食堂で働き、ストリップ小屋の踊り子さんや
オーナー夫婦と触れ合う、とんがりトビ子は
いつしかいろんな自分を発見します。
心の恋人ブンちゃんの姿を、一心に求めながらも
少しずつ大人になってゆくとんがりトビ子がリアルです。
現実の人生、イメージの人生。その間にある闇の中で
もがいて生きてゆくのも、それもまた良し。
平作品の共通点は、心も身体も身軽な女たち？？？
また別の作品もよんで、検証してみたいと思います。