先日から追っているこのハチはクロアナバチと言い、狩りバチの仲間ではかなり一般的な種だった。
今日午後、獲物を穴へ運び入れるところに遭遇した。
獲物を直ぐには穴に入れず、一旦穴のそばに置き、自分だけ入っていった。
獲物はクビキリギスあたりの幼虫だろうか?
と、その瞬間、小さな物体が飛んできて、獲物の首元にとまると、またさっとどこかへ行ってしまった。
何だ・・・
今のは・・・?
もしかして、うわさの寄生バエ?
首元を拡大すると何やらが・・・。
穴から出てきたクロアナバチは、今の出来事を何も知らぬまま獲物を穴へ運び入れた。
獲物をくわえた画像を拡大すると、首もとの何やらは・・・さっきと位置が変わっている。
動いているのだ。
やはり、飛んできたのは寄生バエ(ニクバエの仲間)だ。
このハエは胎生なので、卵を産むのではなく、幼虫を産み付ける・・・
つまり、動いているのはウジ。
ちゃっかり、この獲物で育つのだろうけど、まあ~、いろんなヤツがいて驚くばかりだ。
2008年9月7日 神奈川県