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人間がたどり着くべき目的地とその手段をご存知ですか? 【公教要理】初めに

2018年12月04日 | 公教要理
白百合と菊Lys et Chrysanthèmeさんの
ビルコック(Billecocq)神父様による公教要理をご紹介します。

公教要理入門講座の紹介

公教要理-初めに le catechisme présentation



公教要理

Media PressInfoに依頼されて、短い連続講座という形で、簡単にカトリックの教義を説明します。いわゆる公教要理です。
今年、8-10分程度の講座で、短いながら、ちゃんと身に着けるべきキリスト教の教義の中身をご紹介していきたいと思います。

一先ず、カトリックの教義というのは、何を指すでしょうか。
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カトリックの教義というのは、私たちの主イエズス・キリストが教えてくださった教義です。その教義は、私たちの救いへの道を示すためにあります。
人間にたどり着くべき目的地があります。この目的地とは天主から与えられました。これは創造者の命を分かち合うという目的地です。
ところで、この目的地に到達する、つまり救いに達するために、天主から諸手段が与えられました。
これらの手段の間に、第一にあるのが、カトリック教義です。

カトリック教義というのは、特に主(おも)にイエズス・キリストによって天啓されたすべての真理のまとめであります。救いを得るために、人間が知るべき教義なのです。

このカトリックの教義は、公教要理という教えの中にまとめられています。
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公教要理とは、単純に、カトリック教義の要約です。
公教要理を知っているというのは、カトリック教義の要約を知っているということです。
つまり、簡潔でありながら、カトリック教義の全体の要点を知ることです。

これから、連続講座ということで、公教要理講座を行います。ですから、簡潔にカトリック教義の要点をご紹介していきます。


公教要理は、三部に分けられています。
第一部は、救いを得るために、信じるべき真理からなっています。
第二部は、救いを得るために、行うべき物事からなっています。
  理性をもって、信じるだけでは足りないので、その上に、信仰と意志をもって、聖徳の内に、振舞わなければなりません。
  これが、第二部です。
第三部は、カトリック信徒のために、天主に与えてくださる御助けからなっています。
  カトリック信徒とは、洗礼を受け、カトリック信仰を公言する者といいます。
  カトリック信徒に与えられている御助けですが、真理を信仰し、実践できるように備わっています。

以上、三部があります。
第一部が、信じるべき真理で、信経に収まっています。第二部が、実践すべき働きで、十戒に収まっています。第三部が、この十戒を信仰と実践できるために、天主に与えてくださった御助けで、秘跡と呼ばれています。

つまり、第一部は、Credoで、信仰第二部は、十戒で、行動第三部は、秘跡で、天主による助けです。


以上の三部が、福音書において、私たちの主が自分について発言する次の言葉に当たります
「我は、真理であり、道であり、命である。」


「我は真理である」というのは、天主から何を信じるべきか教えられていることです。
「我は道である」というのは、天主から何を行うべきか教えられていることです。
「我は命である」というのは、天主から、善を行う手段が与えられていることです。

公教要理のすべてが、この三部にまとめられています。次回から、詳しくご紹介していきたいと思います。


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