![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
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で、始まる陽水の「傘がない」は強烈なメッセージソングかと思いきや、実は今日のデートの傘がないという非情にプライベートな歌だが、時代に受け入れられヒットした。このころがメッセージソングからのターニングポイントだったかもしれない。
小椋桂の「残された憧憬」は1974年に発売されて、伝通院の下宿でレコードがすり切れるほど聴いたアルバムだ。このアルバムにある「落書」はショートソングで、銀行員とシンガーソングライターの2足のわらじをはいている心の動きが伝わってきて、ボク自身学生から社会人になった心の動きとちょうど重なり合って共感を覚えた。
ふと少女に憧れては汚れきった自分に気づく
いつの日か地中海の太陽を浴びてみたい
明日朝、目が覚めたらボクは地中海にいるかもしれない
<飛べない蝙蝠>
肩に気まぐれ 風の誘い声
黒い翼でもう一度空飛べと
崖にのぼり
がむしゃらにただ君を呼んだりして
羽ばたいてみようと思うけれど
すぐに気がつくだろう
空の上から舞い降りる場所もない