職場に、6○歳の大局様がいる。
たまに、この大局と二人っきりの空間がとてつもなくキッツイ時がある。
というのも、事務室の空気は、99%大局の機嫌に左右される。
そりゃ人間だもの、機嫌の悪いときもあるのは分かるよ。
でもさ、大局の機嫌が悪くなり、その風当たり(八つ当たり)を受けるのは
かぇるしかいないわけよ(だって事務は二人だけ)
これってどうよ?
八つ当たりを受けた私は、それを誰にも愚痴ることもできないしさ。
大局は、自分の思い通りにならなかったことがあり、憤りを感じると、
どこかに隠し持っていた、
「言うほどではないが、不満に思っていたことリスト」を引っ張り出し、
あの時はこうだった、あの時はこうしたからダメだった。
と、かぇる相手にネチリネチリと憂さ晴らしを始める。
一つ一つを見ると、「そうなのかな?」「まぁそうだな」
と思えなくもないこと。
きっと、別のタイミングで言われたら、「そうですね」と流せただろう。
でも、
なぜ、今このタイミングで言うの?
って感じがするのよ。
ムカついた時のはけ口ネタとして悶々と貯めておいたとしか思えない
ので、そういう難癖オーラを感じると、かぇるも即座にバリアをビシっと張る。
すると、「あ、こいつ逆ギレしたな」「親切で言ってるのに、今どきの子は・・やれやれ」
なんて空気をかもしだす。
そして、「私は会社の為を思って言っているのであって、あなたを個人的に非難するつもりはない」
などと言う。
もちろん、私も大局が私をいじめたいと思っているのではないことは分かっている。
ただ、怒りの持って行きどこがかぇるしかないだけなのだ。
でも、だからといって黙って
はけ口になるつもりはサラサラ無い。
そんなことでかぇるがストレスを貯めるなんてゴメンだねっ。
誰も見ていないからって好き勝手言うのなら、こちらは、
「出るところに出ようじゃないかオーラ」を漫々と出して、
おかしいことはおかしいと指摘する。
すると、自分のしていることが単なる八つ当たりだと自覚しているんだか、
年甲斐もなく、小娘と言い争いをしているのを他の人に知られるのがイヤなのか、
さっと曳く。
曳いたら、こっちもバリアを解き放つ。
大局は、その後もしばらくは「私はムカついたオーラ」を出してるけどね。
っていうか、二人しかいない空間でそんなことになったら、
息苦しいったらありゃしない。マジで。
かぇるも平和主義なので、そうそうキレたりはしない。
ここはキレておかねば、後々付け込まれる(調子に乗るな)というところまでは、
我慢するわけだけど、この一連の作業がひどく面倒なのよね。
ったく、こんな小さな会社の小さな部屋で、何を小さなこと言ってんだ
と我ながら気が滅入る
こんな風に言うと、とってもイヤなお局に聞こえるが、本来とってもいい人なのだと思う。
あの年にしては物分かりも良いし、ボケの気配全くなし。
ただ、女二人、四六時中顔を付き合わせていれば、どうあっても諍いは起こるもの。
そう覚悟はしているのですが、やはり気分のいいものではありませぬ