フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

タイのフローラルアート講習会

2015年04月05日 | フーちゃん作品

今日は、タイ王室フラワーデコレーション担当のフローリスト サクン インタクン氏 
を迎えてのタイフローラルアートを取り入れたアレンジメントの講習会に参加しました

タイでは、花器に花をそのまま生けることは稀だそうです

宗教的儀式や文化的イベントには欠かせない花々ですが、
基本は「分解と組み立て」なのです

一輪の花を分解し様々なパーツに分け、その様々なパーツを他のパーツと
組み合わせ、最終的には別の花の形になるようにまとめる

タイのフローラルアートでは、長い歴史を通じて、この「分解と組み立て」が受け継がれてきているのです

今回はこのタイの技法を取り入れた、
「タカーイ ドクマーイ」(針と糸を使って、花を複雑名ネット状に編みこむ作品)
を、サクン氏直々に教えていただきました



アレンジメント上方にあるフレームの中にぶら下がっている四角いネット状の装飾品

これが「タカーイ ドクマーイ」です

これは本当に小さいサイズですが、針と糸を使って、スモールホワイトガーデニア(今回はサクン氏がタイから持参してくださった、粘土で作った手作りの花)という花と、パールを編み、四角いフレームに留めつける作業、慣れないのと、講習時間に制限があるので、結構大変でした

実際にタイではこの「タカーイ ドクマーイ」を、お玄関や窓辺に吊り下げる装飾として使うそうです

もちろん、もっとサイズは大きくなります

生のお花を使うことで、風が、お花の香りをもたらしてくれる香料にもなるのです



下部のアレンジ部分は、この「タカーイ ドクマーイ」が引き立つように
花を高く設定せず、水平から下に下がるようにアレンジして欲しいということでした







一応、両面構成で後ろ側にも白い薔薇の花を配置しています

今回の講習は、サクン氏の優しい人柄にも触れられ、タイのフローラルカルチャーの素晴らしさを身近に感じた、素敵な講習会となりました




コメント
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