フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2019年 今週のレッスン カラーファンシーエッグ、ループインカラー

2019年04月06日 | 今週のレッスン

2019年度 春のテキストで
一番最初のカリキュラムレッスンが始まりました

今週のメイン花材は「カラー」です

初級の「カラーファンシーエッグ」、
中級上級の「ループインカラー」、
デザインは異なりますが、
カラーのスッキリとした茎、その茎の流れや
独特の形をした花、その向きを楽しむレッスンです

ところで・・・

「カラー」って
茎が太いから挿しにくい💧
一度挿して抜くと、凄い穴がフォームに開く💧
フォームに挿す時に茎を握りしめすぎて
茎がふにゃふにゃになる💧

など、綺麗な花なのにちょっと難しいから
レッスンの参加どうしようかなぁー(´・_・`)と迷う

と、言うお声を耳にすることがよくあります

確かに普通の花に比べると
フォームには挿しにくい花です

また、茎の自然なカーブをそのままいかせることもできますが、制作アレンジメントのデザインによって
花の向きや配置場所によって茎の流れを自分で修正しなくてはならない花です

デザインを決めて、その形にアレンジできるよう
使用花材に手をかける事は当たり前の事です
少し手をかけてあげれば、
より美しさを発揮出来るのです

難しい花材「カラー」を使ったレッスン
アレンジする際のコツやポイントなど
いろいろ私からお伝えできますから
こういうチャンスは是非活かして頂ければと思います☺️

まずBasicのデザイン「ループインカラー」

カラーの茎の流れが作品の印象を左右します
三本の茎の長さ、曲がり具合、花の向き
これらを決めてから、手でゆっくりと矯めきかせましょう

テキストの参考デザインは、右側から風が吹いているようなイメージです
風になびいている、柔らかな茎のラインを演出しましょう


Gradually, Professional のデザインは
今回はとてもユニークです

カラー三本がフローラルフォームの中をまるで貫通しているような配置です
また、タニワタリで大きなループを二重に作りますが
このタニワタリのループも作品の印象に影響を与えます

テキスト作品はひとつのデザインの参考例です
テキストと同じにする必要など、全くありません

タニワタリの配置の仕方
カラーの方向性、中央部分のその他の花
全て何の制約もありませんので自由にデザインして下さると嬉しいです


さて、ひとつ言わせていただくと
いつも皆様の作品を見て感じることは・・・
奥行が薄い😨!!
ということです


カラーの伸びやかな茎
タニワタリの個性的な葉で作るループ
これに負けないように、作品の奥行をしっかり表現する事が今回の作品をより美しく見せるポイントです

どうしてそんなに手前の花を短く切ってしまうのでしょう?
どうしてそんなにぎゅうぎゅう詰めに
お花をくっつけてしまうのでしょう?

押し込まれて窮屈で
呼吸が出来ない・・・助けて〜!

と、花が叫んでいるように見えます(笑)

高さや横幅は目に見えやすいので設定しやすいですよね?
でも奥行、つまり手前に出てくる花の長さは
テキストの写真を見てもよくわかりません

全体の大きさのバランスをよく見ること!

作品をあらゆる角度から見て確認する事!

どんな作品を作る時も同じ
そして、私の言うことはだいたいいつも同じです(笑)
少し気をつけるだけで、作品は劇的に変わります!

ぜひお願いします!

昨日、私も「ループインカラー」を作ってみました
斜め上からの角度で写真を写していますので
参考にしてみて下さいね😊










「カラーファンシーエッグ」
















「ループインカラー」























































































コメント
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