4月第2週目のカリキュラムは
新しいテキストになって初めての「基本形」デザインです
今年度のテキストで基本形のページを見ると
写真で基本ポイントの挿し方や
輪郭のとり方、フォーカルポイントの向きなどが
少し紹介されているのに気がついていらっしゃいますか?
テキストの内容が少々詳しくなり
多少わかりやすくなっています(^^)
いつも同じ事を言っていますが
とにかく「基本」が重要です
基本無くして応用は有り得ません
基本形無くしてフリーデザインは成り立ちません
せっかくのお稽古、レッスンです
基本をしっかりと抑え、応用、発展へと繋げて頂ければと思います(^^)
さて
今週はBasicは「トライアンギュラー」
Gradually は「アシンメトリックトライアンギュラー」
どちらも直線の輪郭線と
その輪郭線に囲まれた三角形の平面から成る形です
特に「トライアンギュラー」
直線の輪郭線と平面を身につけるには最適の基本形と言えます
「線から出たらいけない❌」
「面から出たらだめ❌」
「少し出てる気もするけど、ま、いいか」とか、
「ほんのちょっと、これぐらいなら出ても分からない」
なんて言っていたら
い何回作っても進歩しません
自分の作品を甘やかさずに
厳しい目でチェックしてくださいね(^^)
ちなみに・・・私のお教室では
基本形のレッスンはとっても厳しいです(笑)
ただ、最初から上手に基本形を作れる方は
誰もいませんので
何回も見させて頂いておかしいところは
その都度ご指摘いたします
そして修正できる所は
とことん修正して直していただきます
ところで、三角形といえば、3つの頂点があります
頂点とは当然ですが、先が細くなるように作っていかなければなりません。
そうすると「細くしなくちゃ💧」と、
極端に咲き方が硬いつぼみやら花形が細いものばかりを集めて配置しがちです
どうでしょう?想像してみてくどさい
頂点近くになって、突然細〜い棒のような花材が
出現します
ちょっと変ですよね?
作品の中央付近から自然に細くなるように
花材の大きさや咲き方を見極めて
適材適所に配置していくようにしないと
不自然な三角形になってしまいてす😨
花材をとにかくよく見ること
よく観察してください
Gradually のアシンメトリックトライアンギュラーは
さらにさらに難しい三角形です
左右対称ではない、不等辺三角形です
不等辺三角形だから、簡単!なんて事はありません
綺麗な不等辺三角形に仕上げるために
長さ、角度、挿し位置
全て決まりがあります
また、密度変化を付けなければなりません
あ、しまったわ😰
こんなに脅かしたら誰も作りたく無くなるかも・・・
ですね^^;
基本形は決まり事がたくさんあって
確かに難しいし、なかなか思う通りの形には
ならないと思いますが、
回数を重ねて、手なれることが必要なのです
そして見る目を養う事も必要です
ぜひチャレンジしてください
最後に、Professional のナチュラルクラシカル
こちらも基本形です
Basic のホリゾンタルをベースにしたデザインで作ります
今回、花材に枝物として「キイチゴ」がはいります
アレンジメントコースの皆さんは、花材とし枝物を扱う頻度が大変少ないので、どう扱ったらよいのか分からず、結果出来上がった作品は
ほとんどテキストと同じような配置になる方が大変多いように思います
もちろん、テキストはある意味お手本なので
その雰囲気に近づけても良いのですが・・・
ちょっと面白くないですね
枝物はどれひとつとして同じものはありません
枝の流れ、枝分かれのしかた、葉のつき方
みんな違います
ご自分の枝が一番キレイに見えるためには
どう配置したら良いのか、観察しましょう
また、今の時期のキイチゴは手のひらを小さくしたような可愛らしい葉が出ています
確かに可愛らしい・・・
でも、その葉、全部必要ですか?
ちっちゃい葉がたくさん付きすぎて
どれも同じように見えます
また、葉を付けすぎると枝ぶりの美しさが
消されてしまいます
かなり、かなり、葉を整理しなければなりません
さあ、今週の基本形のカリキュラム作品
どのグレードも難しいデザインですが
これからレッスンのある教室の皆さん、
頑張って💪くださいね☺️