フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2020年 今週のレッスン ファン、ヴィゲタティーフ

2020年12月03日 | フラワーアレンジメント
今週は今年最後の基本形カリキュラムです
Basic :  ファン
Gradually: ラジエーション
Professional : ヴィゲタティーフ

基本形のデザインですが、
それぞれクリスマスをイメージした
花材の組み合わせです

「ファン」は中心点から放射状に
広がる左右対称のアウトラインで制作します
この形の難しいところは
密度変化をつけるところ
アウトラインに近づくにつれて
密度を薄くする
ここが、初級コースの方たちには難しい点だったと思います
密度を薄くする方法として
①花材の間隔を広くとる
②使用する花材の大きさを小さめにする
この2つがありますが、
だからといって
この両方を忠実に守りすぎると
アウトランがぼやけてしまい
印象がうすれ、
よく分からない形に見えてしまいます
アウトライン近くにも
ある程度の大きさの花が
少なからずなければなりません
そこの塩梅が難しいのです
また、形は左右対称でも
使用花材まで左右対称にはしません

もうこれは「何回か作る」という経験を踏むしか
ないのです

「ラジエーション」は
360度構成
例えが相応しくないかもしれませんが
「ウニ」を大きくしたような形ですね(笑)
完全両面構成の形で「ファン」に
更に輪をかけて難しい💦

ザックりとしたアウトラインは
大きなラウンドのようですが
外側に行くほど密度は薄くします。
長かったり短かったりと
花材の長さを変えながら中心部分の密度を
濃くするのです

「ヴィゲタティーフ」
こちらは植物の生長を表現するデザインです
と、言っても
自然界の姿を厳密に再現する訳ではありません
実際の自然界では存在しない
花材の組み合わせ
花材同士のバランスで
「自然的」な構成をするわけです
今回表現するのは「森」です

この「自然的」に見える「森」というのが
なかなか難しいかもしれません

目の前にカラフルで綺麗な
薔薇やガーベラ
ヒペリカム、レナンセラなど
そしてガーデンシクラメンなどの花材があると
どうしてもその花材を
作品の正面付近に配置したくなりますよね?
でも、表現して頂きたいのは「森」です
「森」の中に
非常にカラフルな
「花畑」や「花壇」を作るのは…?
作品の主旨ではないのです

皆さんの気持ちは凄ーくよくわかりますが
今回は「森」
すなわちグリーンの枝ものを
効果的に配置して
ナチュラルな印象を受けるような作品に
してみましょう

つまり、作品の中央付近に
薔薇、ガーベラは配置しない!
位置を少し外す事です!
シクラメンの葉や
アイビーを効果的に見せましょう

さあ、今回も沢山の作品が揃いました😊
どうぞご覧くださいね
😉































































今回は私は
「ファン」と
「ヴィゲタティーフ」を作ってみましたよ🤗

「ファン」はプライベートでお稽古している花材と手元にちょこっと残っていたトルコキキョウを駆使して何とかつくってみたものです





「ヴィゲタティーフ」は
ヒバを2~3週間前から
少しずつ残して置いたものをプラスしたので
かなり重厚などっしりした雰囲気です







コメント
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