フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2017年 10月のプリザーブドフラワーコース ハンギングバスケット / クラレット

2017年10月15日 | プリザーブドフラワーコース

10月のプリザーブドフラワーコースのカリキュラムは毎年ハロウィンのデザインです

今年はプライマリーが
「ハンギングハロウィン」

パーブルのワイヤーバスケットにハロウィンカラーのカラフルなプリバラや実物を配置して
付属のスタンドにセットしても良し、または、壁掛けとして飾っても良し(^^)
とても可愛らしい作品です

少し縦長のクレッセントラインでデザインすると
シャープな雰囲気でオシャレです(^^)

クリエイティブコースの
「クラレット」

ハロウィンカラーの一つ、「黒」の花器に
ちょっとダークな印象の色合いの花材を配置
こちらはどちらかと言えば大人っぽい印象を持つアレンジメントになります

黒い花器

私は個人的には好きな色で、生花アレンジメントでも黒の花器はよく使います
アレンジメントが引き締まって
格調高い作品になりますよ(^_-)
























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秋の散歩道 ~リンドウを使って~

2017年10月14日 | フーちゃん作品

ヴィゲタティーフで表現する「秋の散歩道」
秋の風情を感じとれるような作品
参加した生徒さん、それぞれ
思い思いの作品に仕上がった事と思います

テキスト掲載の枝もの「ドウダンツツジ」

可愛らしい葉っぱの枝ものは
結局の所、どの教室にも入らずじまい😢

いつものように、赤く染めたユキヤナギでした

でも、考えてみれば「秋」を表現する作品ですから
赤いユキヤナギの方が色味的には良いのかもしれません(^^)

私も個人的に花材を揃えて
つくってみました

ただし、バラやスプレーカーネーションは使わずに、リンドウと小菊を選びました(^^)

また、花器はいけばなコース中級用のツボ型花器です

色が茶色に近い赤で、
きっとピッタリだと思ったからです

こんなふうになりました☺️





高さ 83cm(花器口より)
幅 80cm
奥 50cm

この赤い花器の高さが25cmなので
トータルの高さは108cmになっています

作る手順としていちばん最初は枝ものでのアウトライン取りです


数本あるユキヤナギを
右に振った方がよいのか
左に振った方がよいのか
それぞれをよく観察し、
それから左右非対称になるようにアウトラインを考え、
ユキヤナギがキレイに見えるように配置します

コスモスやススキは、風にユラユラと揺らめく姿が美しいので、茎は長めに設定

リンドウは青い色がとても強いので
ツボミを少し減らし
長さもコスモスよりも短くして
作品中心部にまとめました

白い小菊を少しリンドウの脇や下部に入れると、
強い青色で重く見えていたのが、ちょっと軽くなります

















ファーガスも一部を枝ものとして使うと
紅葉した木々の雰囲気が更によく出ますね(^^)


出来上がった作品
まぁまぁの出来栄えかなー?^^;


今週は急に気温が下がって、やっと秋らしくなるのかと思えば、雨が降ったり止んだりというはっきりしない天気の予報がでています

秋晴れの紅葉がりは
もう少し後になるのでしようか?














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2017年 今週のレッスン 10月11日〜10月16日  ファン/レクタングル/秋の散歩道

2017年10月11日 | 今週のレッスン

今週は基本形デザインのレッスンです

Basic : ファン
Gradually : レクタングル
Professional: 秋の散歩道 (ヴィゲタティーフ)

「ファン」は扇を広げたようなアウトラインですが、
忘れがちなのが奥行きです

くれぐれも薄っぺらな印象にならないように
気をつけましょう

密度の変化をつけることも必要です
初級、中級の方たちにはこの密度変化がなかなか難しく感じると思います
あらかじめ、密度を濃くする部分にグリーン類を入れておくと
作りやすくなります

「レクタングル」はGraduallyの基本形の中でも難しいデザインです
コンポートカップの上に底面が正方形の直方体(つまり、縦長の箱のような形)が乗っている
そんなデザインです

直方体の面は平面です
また、各辺は直線です
底面と上面は正方形で、面積は同じです
(なんだか数学っぽい感じです(^^;;が)

もう、お判りですね?
超難しい💦形なのです

初めて作って、決してこの通りには出来上がりませんので、
ご安心ください
回数を重ねて練習して初めてできる形です

一つ、綺麗に見えるコツをあげるとすれば
最初に作る直方体の底面と上面のそれぞれの角を揃える事
それから、角に使用する花材はしっかりと存在感のある花を使う事

ですよ(^_-)

「秋の散歩道」(ヴィゲタティーフ)はテキストには「植生感という意味」とありますが、
「植生感」とは?どういう意味でしょう?

ちょっと難しい話になりますが、「ヴィゲタティーフ」には3通りの考え方があります
①自然植生的:自然の法則に従って花材の組み合わせを考慮したデザイン
②生長的:自然環境の中で、いかにも育っている様子、太陽に向かって伸びていく姿を表現するデザイン
③自然的:生長する環境は季節感が異なる、実際の自然の中では存在しない組み合わせの花材だが、
     作品から受けるイメージが自然的なもの

今回は③の「自然的」ヴィゲタティーフになります

この作品を作る人やまた見る人が、「自然だわ〜」「ナチュラル〜!」という気持ちを感じればOK!なのです




























































     


























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2017年 10月のいけばなコース 基本形 ホリゾンタル / クレッセント

2017年10月11日 | いけばなコース

いけばなコースも秋のテキストに入りました

今月最初のいけばなの作品は
初級、中級とも基本形です

Flexible : ホリゾンタル
Advanced : クレッセント

どちらの形もアレンジメントコースの基本形と同じですが、アレンジメントの基本形ほど厳密に作り込む事は、いけばなではできません

あくまでも、花の姿が美しく見えるように
花の向き、葉のつき方などに気をつけて
いけましょう

ホリゾンタルは、壺型花器にアルミワイヤーを花留めにします
形は左右対称ですが、使用する花材までも左右対称にしてはいけません

花材がゆったりと水平方向に広がる事を意識しましょう
アルミワイヤーを密に丸めすぎると花材の茎が挿せなくなるので、ほどほどに^^;


クレッセントは水盤に剣山を花留めとしていけます
コオリヤナギを丁寧に矯めてクレッセントのアウトラインの骨組みを作ります
後は、クレッセントをイメージして大きな花材から配置していきますが、綺麗に花を並べる訳ではありません

それぞれの花の咲き方をよく観察し、整列させ過ぎない事が重要です


























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トルコキキョウで「優美」

2017年10月09日 | フーちゃん作品


今週のBasic とGradually コースのデザイン
「優美」

八重咲きフリル花弁のトルコキキョウで
優しい印象のデザインでした

娘がこの作品を作りたいと
金曜日に花材を用意していましたが、
会社の急な飲み会やら、
彼氏さんとのデート、デート・・・

なんと、今日(10月9日)まで花材手付かずの状態💧

昨日も今日も夏のように暑く
いくらなんでも、限界です

午前中に急いで作ることになりました
実は私もプライベートでピンクのトルコキキョウを用意していましたので、娘と色違いで作ることにしました(^^)



トルコキキョウは、夏の花
夏は大輪のトルコキキョウが、それも八重咲きフリル花弁のトルコキキョウが花屋さんの店先に並びます

色も、白、ライトグリーン、ピンク、紫と、
それはそれはカラフルで華やかな(^^)

でも今は10月
夏の季節に出回っていたようなトルコキキョウも、今はほとんどありません😢

私がプライベートで買ったトルコキキョウも八重咲きフリルはこのピンクのみでした

ただ、トルコキキョウは1本でもツボミ、少し開きかけ、そして満開の花と色がかなり異なりますので
自然な濃淡が表現できます

この際、全部ピンクに統一した方がキレイかもと思い、スプレカーネーションもピンクに



このように、一種類の花で作るときは
必ず面が揃わないように、しっかりとアップダウンを付けることが大切です

アップダウンをしっかりつける・・・
高低差をつける事に不安を感じる方が多いと思いますが、作品全体として見た場合メリハリをつけ過ぎたと感じる位で丁度良いのです



さて、娘のアレンジメントはどうなったかと言うと・・・



トルコキキョウは3色
ピンクとは違う、クールカラーでしたから、花器も濃いグレーにしたようです(^^)





親娘で同じデザインを作る事はあまりありませんでしたが、たまには楽しいものですよ^^;







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