FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-07-10 13:44:49 | クライミングレッスン報告
6月16日(日)
メンバー:かんちゃん(小4)、しょーた(小6)

日曜日はアウトドアなどに出てしまうことが多いのだが、月に数回、日曜日もpump2でレベルアップレッスンを行っている。
普段は忙しくてなかなかレッスンに来ることが出来なかったり、土曜日に用事があったり、土曜日が満員で入れなかったりした子どもたちが利用することが多い。

今日も忙しくてなかなかレッスンに来ることのできないかんちゃんがレッスンにやって来た。


レッスンの頻度は、子どもたちの成長度に加えて、クライミングへの思いと比例するようにしてあげると良いだろう。
まだ低学年の子どもたちは、クライミングに特化する必要はないように思う。
様々な運動経験を重ねる一環として位置付けるのが良いのではないか。
なので、クライミングの時もむりやり課題を完登させたりするよりも、頭が下になる動きやタイミングをはかって飛びつく動きなど、いろいろな動きを経験させてあげると良い。
もちろん、クライミングの動き自体が彼らの運動経験となるので、トラバースで重心移動をする経験をしたり、高いところに向けて登ったりすることも大切だろう

中学年から高学年になって来たタイミングで、クライミングが自分にとって大事なものであると感じ、「もっと登りたい、上達したい」と思ったならば、頻度を増やして行って上げると良い。
体力も上がって来る高学年は、クライミングも伸びる時期
この頃には他の運動に比べてクライミングの時間を大幅に増やすなど、徐々に特化が図られて良いように思う。

ちなみに、チームの子どもたちは大方の場合が週に2回の頻度でレッスンに通い、その他週に1~2回の頻度で自主練習をしている。

さて、忙しいかんちゃん。
一時定期的にレッスンに来ることが出来ていたので、今日はその時の貯金が効いているようだ
ボルダーでは6級も善戦し、あと一手というところまで迫ったが、完登出来なかった
そのかわり、ルートクライミングではものすごい粘りと頑張りを見せ、100度壁の5.8緑をリードでレッドポイントした

1年生の時からクライミングを始め、小さかったかんちゃんも、もう4年生。
クライミングが上手になりたいと願うなら、そろそろ登る頻度を増やして行く時期ではある。
全てはかんちゃんのクライミングに対する熱意だと思うけど、かんちゃんはどうしたいのかな?

一方のしょーた。彼はもう6年生だ。
今日はスラブの6級を苦労の末完登
1年ほど前に、やはりスラブの6級をものすごく頑張って完登した時に、気力も体力も使い果たし、その後青い顔でへなへなと座り込んで動けなくなってしまったことがあった
そのことを良く覚えていたしょーたは、今日はかつてと同様の場面だったにもかかわらず、平然としていられる自分に気付いて、自分の成長を自覚出来た様子だった

体力も気力も、楽をしていては向上しない。精一杯のことをすると、上がって行くんだよね
そして、精一杯の頑張りも、たま~にやるだけだと、ただ疲れるだけで自分の身にはつかない。
継続して、定期的に頑張り続けることが、大事なんだね