FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2

2013-07-12 12:16:20 | クライミングレッスン報告
6月18日(火)
メンバー:まなと(小1)、はやくん(小2)、トージ(小3)

1年生のまなとが今日は体験でやって来た。
先輩のトージとはやくん。

今まで、トージはとてもマイペースな子だと思っていた。
だが、今日はそんなトージのイメージを一新させる光景が多数見られ
ある意味新鮮な驚きがあった

体験で来たまなと。
まだ1年生で一番小さい上に、クライミングの経験もほとんどなく、スクールの進め方なども全く初めてだから、当然何も分からない。
そんな彼に、トージが実にいろいろと丁寧に面倒を見ていたのだ

このスクールに入ったばかりの頃、登る順番を巡って仲間とケンカをしたりすることの多かったトージは、とても気の強い子だと思っていた。
クライミングのセンスは実に光るものがあるので、良く強くなる子にありがちな「俺様体質」なのかと思いきや、レッスン前後の挨拶など、けじめを付ける場面では、小さいながらも実にきちんとした、礼儀ある行動がとれる。
一度は終わりの挨拶を私が忘れそうになり、彼に指摘されたくらいだ。
そして今日は、面倒見の良い一面を垣間見ることが出来た。

他の子の面倒を見る、という行為は、「他者視点」という点で重要だと思う。
小さい子どもたちは当然主観の中で生きている。
が、成長の段階で、自分を客観的に捉える視点が不可欠になって来る。
クライミングの上達にも、この客観性は欠かせない。客観性が芽生えて初めて、自己分析が出来る。
「自己分析能力」は、選手もしくはクライマーが主体的に自立して、自分を強化したりケアしたり出来るようになる上で欠かせないが、
その客観性獲得の第一段階が「他者視点」だと思われる。
他の子の面倒を見るためには、その子の身になって気持ちを推察したり、全体の状況を俯瞰して把握する必要がある。
こうした主観から離れたスタンスで物事を考える習慣が身についているトージは、貴重な資質を伸ばせている、と言えるだろう


子どもたちはいろいろな面を持っているものだね
おかげで今日は、まなとも楽しくスクールに参加出来て、仲間に加わることになった

はやくんはロープの結び方のテストだったが、あともう少し。次回再テストだよ