FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビックロックスクール

2013-03-06 11:42:21 | クライミングレッスン報告
2月20日(火)
メンバー:シオリちゃん(小2)、リュウくん(小5)、ユースケ(中1)、たけくん(小3)

ちびっこ達のレッスンの後はスクールだ。
今日はレッスン終了後、シオリちゃんとユースケのお誕生会もする予定

単発で毎回参加していたしいちゃんが、中学受験を終えて今日から参加の申し込みがあったのだが、
体調不良で急遽お休みとなった
久しぶりに再会するのを楽しみにしていたメンバーたちも、「え~なーんだ~」とガッカリ

体操とストレッチは毎回リーダーを決め、リーダー役の子が動きを誘導するようにしている。
体の動かし方を言葉を選んで表現し、それをしっかり聞こえる大きな声で伝える。
コミュニケーションの第一歩だ。
子どもたちはイヤがるけれど、大切な人生スキルのトレーニングなんだから、これは譲れないな

今日のリーダーはリュウくん。
たまに間違えてしまうけれど、まぁまぁしっかり出来ていたかな~

基本練習は技術習得をする上で大切な時間。
中学生になって力のついてきたユースケは、正しいスキルの獲得よりも、完登することに意識が向きがち。
ついつい力任せに動き、自分の体のバランスなどの声を聞き逃しがちだ
この基本練習の時間は、「登りきる」とか「より難しい課題にチャレンジする」ことよりも、
「基本形をしっかり体に刻む」ことに注意を向けてほしいな


新入生のシオリちゃん。
他のスクール生が、「えっ女の子だったの」とびっくりする、男勝りの運動能力とチャレンジ精神の持ち主だ
小さい体に漲る闘志 センパイ達が練習することを、早く自分も一緒にやりたい
なかなか頼もしいぞ 
なかなか賢い一面もあり、上達が楽しみだね

ボルダーにトライの後のルートでは、男の子3人はビレイの練習。
中級のたけくんと、スクールに在籍して長いリュウくんはあと一歩で組んで登れそう。
ユースケはポイントをしっかり理解するように気をつけよう

その間シオリちゃんは、ビッグロックのスタッフさんにビレイして頂いて、気の済むまで登りまくっていた

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@ビッグロック日吉店

2013-03-05 12:02:32 | クライミングレッスン報告
2月20日(水)
メンバー:ともくん(小1)、ひなた(年中)、さくちゃん(年中)

ちびっこ3人組が月に一度、ビッグロック日吉店での「ちびっこクラブ」に単発参加し始めた
3人は幼稚園の年中さんから小学校一年生。
単純に「登る」行為が楽しそう

小さい子どもたちのレッスンでは、なるべくいろいろなことを教え込まないほうが良いようだ
なので、なるべく子どもたちがイメージしやすいように、「おサルさんの真似をしてごらん
などとアドバイスするように心がけているのだが、ついつい、テクニック面がきになってしまう。。。

今日は足置きが気になったさくちゃんに、「足を乗せる時にはつま先でね」と注意してみた。
さくちゃんは気持ちが登りに集中すると、グーンと良い動きをする
なので、ついつい期待をかけてそう言ってしまったのだが、これは失敗だった
「足置き」を気にし出したさくちゃんは、登りの勢いがなくなった。
「部分」に気を取られて体全体を一つにする感覚を失ったため、集中力と登りの勢いがなくなり、
途中で落ちてしまうことが多くなった

ゴメンゴメン、これは先生のアドバイスが悪かった
今度は細かい点は気にしなくて良いから、のびのびと登ろうね

ひなたは今日は気持ちがとても前向き
「できる」と思ってチャレンジするので、それが登りの結果にも出ていたね
本人もそれを自覚していたのが良いところ。
「ボクできると思ってやるからできるんだね」と言っていたけど、その通りだよ
「気の持ちかた」の重要性を体で理解して行けると、スゴイなぁ

ともくんは理論派だ
知的に動きを組み立てて登ろうとする。
この個性もとても大事
頭で考えて、作戦を立てた結果で成功したら、今度はそれを体で覚えるようにして行こうね
手がすぐに痛くなってしまうので、後半は登れなくなってしまったけれど、前半はなかなか良かったよ

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2

2013-03-01 11:55:27 | クライミングレッスン報告
2月19日(火)
メンバー:リオンくん(小3)、トージ(小2)、ゲンちゃん(小1)

はやくんがインフルエンザにやられてお休み

レッスン前のヒアリングタイム
今日、リオンくんはいつも登っているルートと違うラインにチャレンジする、と言う
高いところが苦手で、はじめのうちはロープにぶら下がる瞬間の「プワン」となる瞬間が怖くて、
テンション(ロープにぶら下がること)が出来なかった
テンションが怖いものだから、ロープに体重をかけずに下までクライムダウンしてしまったこともある
だからリオンくんにとって、ルートクライミングは重大チャレンジ
時間をかけて「ダイヤモンド」壁の5.5を登れるように頑張って、一度登れてからは毎回それを繰り返して来た。
でも、そろそろもう一歩踏み出して、違うところにもチャレンジしてみようかな と思うようになったらしい。
前回から同じ「ダイヤモンド」壁の5.6(青)のあるラインにトライを開始
でも前回は途中で降りてしまった
で、今日は「一度テンションしても最後まで頑張り通す」ことを約束した

レッスン開始。
みんなで楽しく準備体操と基本練習

ボルダーのチャレンジタイムは、みんな良く頑張った

リオンくんは8級を3本、トップまで。
以前はゴールが怖くて取れなかったのだが、成長してきたね

トージも8級をたくさん登った
運動能力が高く、クライミングセンスの良い彼は、基本練習用の前傾壁に作った課題で、
高学年の子も苦労しているデッドポイントの課題を低学年で唯一完登している
近頃は「進級」して上のクラスに行きたい、という目的意識も出始めたようだ

お父さんと一緒に自主練習をたくさんしているゲンちゃんは、どんどん上達している
今日は自主練習で登れた5級を1本、登って見せてくれた
テクニックはかなり正確に身について来ているぞ

さて、後半はルート。

ゲンちゃんはファイルの「進級」を進めるべく、地道に5.7のオールクリアから。
ショートウエーブの5.7をトップロープでオンサイト
もう1本、5・9も登って見せてくれた

トージは前回10cにチャレンジしてみたいと言うので実際にやってみたのだが、
まだ歯が立たないことが分かったらしく今日は5.9を地道に登っていた

さて、今日は違うラインにトライ のリオンくん。
途中で1回テンション。
「下ろしてください」と言うので、最初の約束を思い出させて努力を促すと、黙々とトライ開始
今日は見事トップまで頑張れた
こういう頑張りを繰り返すと、クライミングも上手になるしいろいろなことで踏ん張りがきくようになると思うよ