強風のために電車が止まって、途中下車させられる人が駅前の広場に溢れた。私はそこが最寄りの駅だったので、とりあえずセーフだった。しかし、この町にこんなに人がいただろうか?というぐらいの大賑わい。JRから代替え運行を要請された地元のバスが結構はりきって列をなす。
しかし、今日はでかい荷物の人が多い。キャリーバッグだったり、スーツケースだったり。おそらく単身赴任とかで遠くで働くお父さんたちが3連休前の金曜日に久しぶりに家族の待つ家に戻るところなんだろうな・・・もちろんすべてではないけれど。
結構その荷物に皆が冷たい視線を下ろす。だって、それをバスに乗せるとそのスペースはもうひとり分になるんだもの。肩身の狭い思いをしながら帰らないといけないんだろうね。
「ついてない」
そう心で思っている事だろう。でも、怒るどころか疲れ果てた様子だ。
単身赴任をして、帰宅すると家族は果たして歓待してくれるんだろうか?よく聞く話では単身赴任している間に留守している家族の間ではルールや生活リズムができてしまって、そこに入るとまるで他人のような居心地の悪さを感じるということ。
「こんなに家族のために働いているのに」
そう思うんだろうな。なんか可哀想だ。
私は今まで生きてきた人生の中で単身赴任の家族を持ったことがない。でも、いっとき父が入院した時は離ればなれだったけど。その時だけだな~。いやいや、留学してた時は私がひとり家族の中から外れていたといえる。
でも、できたら家族はいっしょに住んでいたいよね。いつも同じ場所に戻って来る。安心できる居場所がそこにある。それはとても大事なことかもしれない。
強風のために人が溢れた駅前でふとこんなことを考えていた。
しかし、今日はでかい荷物の人が多い。キャリーバッグだったり、スーツケースだったり。おそらく単身赴任とかで遠くで働くお父さんたちが3連休前の金曜日に久しぶりに家族の待つ家に戻るところなんだろうな・・・もちろんすべてではないけれど。
結構その荷物に皆が冷たい視線を下ろす。だって、それをバスに乗せるとそのスペースはもうひとり分になるんだもの。肩身の狭い思いをしながら帰らないといけないんだろうね。
「ついてない」
そう心で思っている事だろう。でも、怒るどころか疲れ果てた様子だ。
単身赴任をして、帰宅すると家族は果たして歓待してくれるんだろうか?よく聞く話では単身赴任している間に留守している家族の間ではルールや生活リズムができてしまって、そこに入るとまるで他人のような居心地の悪さを感じるということ。
「こんなに家族のために働いているのに」
そう思うんだろうな。なんか可哀想だ。
私は今まで生きてきた人生の中で単身赴任の家族を持ったことがない。でも、いっとき父が入院した時は離ればなれだったけど。その時だけだな~。いやいや、留学してた時は私がひとり家族の中から外れていたといえる。
でも、できたら家族はいっしょに住んでいたいよね。いつも同じ場所に戻って来る。安心できる居場所がそこにある。それはとても大事なことかもしれない。
強風のために人が溢れた駅前でふとこんなことを考えていた。