HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

アジカンとレミオロメン

2010年07月19日 | 邦楽
ようやく一息つける時間ができた。
終わりのない仕事っていうのはどこで折り合いをつけるかが難しい。
まあ、でも夏が来たからいいとしよう!って意味不明だけれど。

豪雨のあとに突然夏が来た。
私が大好きな夏。
汗だくになっても好き。
夕方のあの海や湖からの風が好き。
京都なら鴨川からの風が好き。

正直、先週の金曜日までは
魂と肉体は別々な感じで
ただ、前を向いて進んで行くしかなくて
家に帰るともう10時は毎日回ってて
だから、ご飯食べる気力もあまりなくて
いい加減な食事をしていた。
そして、気づくとイスに座って寝てて
慌ててお風呂に入って、寝るという感じ。

やっと休みをとれたのは土曜日。
その夜だったか、NHKの佐野元春氏のソングライターという
番組にアジカンのゴッチが出てて、それを見た。

私がアジカンを知ったのは彼らがちょうどインディーズから
メジャーへの過渡期。「遥か彼方」がすごい衝撃だった。
日本語なのに外国人が歌っているのかって思うぐらいのインパクト。

この曲を聞いて10分後にはもうCDを買っていた。
これはおそらく人生でも曲聞いてから買うまでの最短時間で
新記録。いまだに破られていない。

『崩壊アンプリファー』『君繋ファイブエム』が
一番彼らにどっぷりの時期。ってかなり初期。

曲では「ループ&ループ」あたりまでがすごく好きだったかな?

彼らがすごく地上波のテレビへの露出度が高くなってきた時期に
なんとなく、少しずつ離れていってしまった。
というか、もうそのあたりはELLEGARDENにぞっこんだったと
いう時期でもあったわけだけど、エルレを知るきっかけをくれたのは
ゴッチだった。ストレイテナーにしてもすべてはゴッチから
始まったといってもいいだろう。


レミオロメンもその少しあとぐらいにインディーズでそろそろ
メジャーかという頃に知って、その詩にほれこんだものだ。
すごい詩人だと藤巻くんのことを尊敬してた。


なのにやはり彼らが国民的バンドになったころに
心は離れがちになってしまった。


ところが、最近再びレミオロメンに気持ちが戻って来た。
彼ら自身もいろいろ悩んだみたいで、再び初期の頃の
自分達を再確認し始めた『花鳥風月』を聞いたとき
あ~やっぱり藤巻くんはすごいと思ったからだ。


アジカンに関しても、ナノフェスを毎年積み重ねるごとに
アジカンのすごさを知り、音楽のポリシーをしっかりと
持っているバンドだと改めてわかったし、妥協しない強さを
感じたときに「新世紀のラブソング」を聞き、すごく
新鮮な感動を覚えたとき、心はすっかり戻っていった。

佐野氏の番組で「繋ぐ」という言葉をゴッチがよく使うという
話が出て来た。
そういえば、私は『君繋ファイブエム』により「繋ぐ」という言葉と
漢字をすごく意識し始めたんだった。

ゴッチは今の時代の「繋ぐ」という意味の不確かさを感じているようだ。
ネットで見知らぬ人が繋がっていく現代。

繋がりの曖昧さ
一方で、繋がっていることの大事さ。

mixiやtwitterなどいろいろな場所で人は繋がる。
それがいいことなのかわるいことなのか
ときどきわからなくなるけれど

こうしてブログを書いている自分に
お会いしたことがない方が心暖まるメッセージを
下さると、元気が出て、なんか弱音を吐いている自分を
奮い立たせることができる。

それってやっぱりいい意味で凄い事じゃないのかな?

mixiは見知らぬ人とも繋がれるけれど
私は基本的にはお会いした人としか
繋がらないことにしている。
だから、すごくマイミクさんは少ない。
ミュージシャンの方が多いけれど
ほとんど一度はお会いしてお話した
ことがある人ばかりだ。

でも、mixiにはプライベートな事を
書くので非公開にしてて、音楽のライブの感想などは
こちらに書くようにしている。

それにどちらも最近は忙しくて更新できてないけれどね。

さて、ゴッチは2年ぐらい前から自分を詩人だと
いうようにしているらしい。それまでは自分はミュージシャンだと
思ってたんだって(って今もそうではあるけれど)

彼がいうにはHIPHOPが出た時点でもうサウンドの新しいものは
出尽くしたように感じたらしい。でも,その中で自分で戦って
生み出したサウンドが「新世紀のラブソング」らしい。
3年かかったんだって。

そんな彼は歌詞にこそ、新しいものが生まれる余地が残っていると
今思うんだって。

彼は詩を縦書きに書くらしい。だから歌詞カードも縦書きなんだって。
本をかなり読むから詩は縦書きのイメージで、そうじゃないと
落ち着かないんだって。

今、世の中には洪水のように音楽が溢れているけれど
そこに素晴らしい歌詞はすごく少ないように思える。

「またそれか」みたいなのが多くて、誰でも書けそうな詩で。


そんな中、藤巻くんもゴッチも彼ら自身しか絶対に書けない詩を
書いていて、それがすごいエネルギーを持っている。

英詩が多いけれど、細美くんもやっぱりすごいし、
他に私がすごい詩を書くなぁ~って思うのは

FoZZtoneの渡會さん。
the Birthdayのチバさん。
NICO Touches the Wallsの光村さん。
グレイプバインの田中さん。
Abstract Mashの村松さん。

そして、私がずっと好きな元Jet Lily Starで現UESAの真田さん。

彼らは本当にすごい詩人だ。

言葉のエネルギーはハンパじゃない。

言葉からプラズマが出ている感じ?

青い炎が出ている感じ?

あと最近、気になっているのは毛皮のマリーズの志磨さん。
世界の終わりの深瀬さんも。

あれ、結構詩人が増えてきてる。

これってうれしい現象だ!


ゴッチがいうようにこれからはメロディだけじゃなく詩が
バンドの未来を決めるかもしれないね。









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