「目の前に転がる猶予を数えて・・・」ここの歌詞が好きだ。そしてそれは自分自身にも重なる。自分の中で渾沌としていたことが、言葉にしてもらって初めてわかった・・・そんな気がする。
これは京都をベースに活動されているVelvet MellowのリリースされたばかりのCD『Count THREE』の表題曲の「Count THREE」の中の一節だ。このバンドは紅一点のボーカルのアヤさんを含む4人編成だ。きっと一度彼らのライブをご覧になった方はその圧倒的なグラマラス感が忘れることができなくなるだろうな・・・と。
イエローモンキーという日本のグラマラスバンドの代表がいなくなって久しく、その後継者的存在もまだ表れていない。イエローモンキーのメンバーの吉井さんが活動する事で、そんな遺伝子を求めている人たちを救っている今、そんなイエローモンキーのDNAをもっている数少ないバンドの1つがこのVelvet Mellowのような気がする。もちろん、彼らは現在進化系で、まだ細胞分裂中だ。それがどういう形に最終的になっていくのかわからないけど、ボーカルが女性というのがまた、新たな音楽を生み出す要素となっている気がする。
「Count THREE」に溢れる音符は懐かしい旋律を踊っていくけれど、それがすごく私には心地よく響く。ノスタルジックな世界がそこにあって、透明感のあるそれこそパールのような声がその音符と戯れるそんな感じだ。ギターのテクニックもかなりのものだけれど、ベースが太く、独立したラインを描き続けていて、それが気持ちいい。ドラムもそんなベースといい感じで絡んで来る。
「プライマリーカラーズ」絵の具の色が重ねあっていくのが目の前に浮かんで来るそんな歌詞。これを映像にしたら、どんな風になるだろう?なんてすっかりとりつかれてしまうような歌。そして、サビの部分になると、なんか歯をくいしばりながら、涙を落とさぬように高いビルから今いる世界を見下ろしている君・・・あるいは自分を想像してしまう。
「負けるな」って・・・
「夕暮れと残骸」は語りかけるように静かに入って来る言葉が痛くて、でもその痛みが自分の痛みと共鳴するのがわかって、なんか泣きそうになる。笑顔の奥に隠された痛みの数・・・でも、サビのところでそれがメロディによって癒される・・・そんな感じだ。その歌詞に含まれた書き手の思いの深さを知ることはできないけれど、聴き手それぞれがそこに自分を投影させることができる歌なのかもしれない。
全体を通して、やはりギターの音色が温かい。繊細で一音一音をすごく丁寧に弾いていて、ギターをどれだけ大事にしているかというのがわかる。インストの部分だけでも聞き惚れてしまう。ああいう音を出すギタリストが好きだ。
ベースもちゃんと自分を表現して独立した旋律を弾き、存在感を充分にアピールしていて、安心して聴ける。メロディアスなベースって言ったら変かもしれないけど、ベースも歌っているって感じかな。もっともっといいベーシストさんになってくれるだろうな~って期待してしまう。
ようやくしっかりと定まったこのバンドのドラム。彼とはこの前初対面というか初ステージを見たんだけど、彼は叩きながら歌っている。そう歌っているんだ。歌っているドラマーといえば、そう私のこよなく愛すELLEGARDENのドラマーの高橋さん。彼はいつも叩きながら歌っている。それはコーラスとかではなくて、別にマイクもなくて、ただいっしょに歌い続けているんだ。楽しそうに・・・それと同じような光景をこのバンドのドラムさんに見た。彼ならきっとバンドのいいムードメイカーになっていくだろうなってふと思った。
そして、ボーカルのアヤさん。彼女の存在感はかなりのものだ。今や京都のFM局や奈良のFM局のDJさん達も絶賛している。そうそう記事として見るのなら、彼らの前のCDについてのレビューが関西の情報誌『LEAF』の8月号だったかの滋賀特集の時の号の中の音楽コーナーに載っているので機会があれば読んでみて下さい。今いる日本の女性アーティストのこの人みたい・・・って感じでは表現できないかんじで、インパクトがありかっこよく美しい人だ。
そんな彼らは11月に東京へライブツアーに出る。スケジュールは下記のようになっている。
11/13 渋谷屋根裏
11/14 原宿RUIDO
11/15 代々木labo
もし、ここをご覧の方で一度見てみようかなと思われた方は是非行ってみてください。東京方面ではどういう感じに彼らが映るのか私自身も行きたいところだけれど、それはちょっと無理なので、もし行ける方がいたら、あるいは見た方がいたら感想を教えてほしいな~なんて思うわけです。
最後に付け加えたいのは、別に知り合いだからっていう感想ではないです。感じたままそのままです。「夕暮れと残骸」にすごくはまってます。何度も聴いて勝手に泣いてます。なんか琴線に触れます。そうそう、加えるならコーラスはもっと自信をもってやってくださいね(笑)アヤさんの歌声をさらに奥行きのある立体的なものにするのはその影となるコーラスの力なんですから・・・ってえらそうにいえる私ではないですね・・・ごめんなさい。でも、これもバンドへの思いからなので許してください。
チャンスは絶対に逃してはだめですよ。スライディングしてでも飛び込む覚悟で・・・
これは京都をベースに活動されているVelvet MellowのリリースされたばかりのCD『Count THREE』の表題曲の「Count THREE」の中の一節だ。このバンドは紅一点のボーカルのアヤさんを含む4人編成だ。きっと一度彼らのライブをご覧になった方はその圧倒的なグラマラス感が忘れることができなくなるだろうな・・・と。
イエローモンキーという日本のグラマラスバンドの代表がいなくなって久しく、その後継者的存在もまだ表れていない。イエローモンキーのメンバーの吉井さんが活動する事で、そんな遺伝子を求めている人たちを救っている今、そんなイエローモンキーのDNAをもっている数少ないバンドの1つがこのVelvet Mellowのような気がする。もちろん、彼らは現在進化系で、まだ細胞分裂中だ。それがどういう形に最終的になっていくのかわからないけど、ボーカルが女性というのがまた、新たな音楽を生み出す要素となっている気がする。
「Count THREE」に溢れる音符は懐かしい旋律を踊っていくけれど、それがすごく私には心地よく響く。ノスタルジックな世界がそこにあって、透明感のあるそれこそパールのような声がその音符と戯れるそんな感じだ。ギターのテクニックもかなりのものだけれど、ベースが太く、独立したラインを描き続けていて、それが気持ちいい。ドラムもそんなベースといい感じで絡んで来る。
「プライマリーカラーズ」絵の具の色が重ねあっていくのが目の前に浮かんで来るそんな歌詞。これを映像にしたら、どんな風になるだろう?なんてすっかりとりつかれてしまうような歌。そして、サビの部分になると、なんか歯をくいしばりながら、涙を落とさぬように高いビルから今いる世界を見下ろしている君・・・あるいは自分を想像してしまう。
「負けるな」って・・・
「夕暮れと残骸」は語りかけるように静かに入って来る言葉が痛くて、でもその痛みが自分の痛みと共鳴するのがわかって、なんか泣きそうになる。笑顔の奥に隠された痛みの数・・・でも、サビのところでそれがメロディによって癒される・・・そんな感じだ。その歌詞に含まれた書き手の思いの深さを知ることはできないけれど、聴き手それぞれがそこに自分を投影させることができる歌なのかもしれない。
全体を通して、やはりギターの音色が温かい。繊細で一音一音をすごく丁寧に弾いていて、ギターをどれだけ大事にしているかというのがわかる。インストの部分だけでも聞き惚れてしまう。ああいう音を出すギタリストが好きだ。
ベースもちゃんと自分を表現して独立した旋律を弾き、存在感を充分にアピールしていて、安心して聴ける。メロディアスなベースって言ったら変かもしれないけど、ベースも歌っているって感じかな。もっともっといいベーシストさんになってくれるだろうな~って期待してしまう。
ようやくしっかりと定まったこのバンドのドラム。彼とはこの前初対面というか初ステージを見たんだけど、彼は叩きながら歌っている。そう歌っているんだ。歌っているドラマーといえば、そう私のこよなく愛すELLEGARDENのドラマーの高橋さん。彼はいつも叩きながら歌っている。それはコーラスとかではなくて、別にマイクもなくて、ただいっしょに歌い続けているんだ。楽しそうに・・・それと同じような光景をこのバンドのドラムさんに見た。彼ならきっとバンドのいいムードメイカーになっていくだろうなってふと思った。
そして、ボーカルのアヤさん。彼女の存在感はかなりのものだ。今や京都のFM局や奈良のFM局のDJさん達も絶賛している。そうそう記事として見るのなら、彼らの前のCDについてのレビューが関西の情報誌『LEAF』の8月号だったかの滋賀特集の時の号の中の音楽コーナーに載っているので機会があれば読んでみて下さい。今いる日本の女性アーティストのこの人みたい・・・って感じでは表現できないかんじで、インパクトがありかっこよく美しい人だ。
そんな彼らは11月に東京へライブツアーに出る。スケジュールは下記のようになっている。
11/13 渋谷屋根裏
11/14 原宿RUIDO
11/15 代々木labo
もし、ここをご覧の方で一度見てみようかなと思われた方は是非行ってみてください。東京方面ではどういう感じに彼らが映るのか私自身も行きたいところだけれど、それはちょっと無理なので、もし行ける方がいたら、あるいは見た方がいたら感想を教えてほしいな~なんて思うわけです。
最後に付け加えたいのは、別に知り合いだからっていう感想ではないです。感じたままそのままです。「夕暮れと残骸」にすごくはまってます。何度も聴いて勝手に泣いてます。なんか琴線に触れます。そうそう、加えるならコーラスはもっと自信をもってやってくださいね(笑)アヤさんの歌声をさらに奥行きのある立体的なものにするのはその影となるコーラスの力なんですから・・・ってえらそうにいえる私ではないですね・・・ごめんなさい。でも、これもバンドへの思いからなので許してください。
チャンスは絶対に逃してはだめですよ。スライディングしてでも飛び込む覚悟で・・・