HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

夏!海!花火!セカンドライン!!(追記)

2009年08月10日 | JET LILY STAR
セットリストの順番ばやっぱり違いましたね。

17才
destroy
願い
重要事項
彼女のショコラ
Natural Born Rockers
parade

でした。

すいません。

サマソニに2日間行ってきたのですが、
今回のサマソニでいろんなことを感じました。
またそれは別に書きますが、
その前に見たJet Lily Starのライブが
サマソニにリンクして
不思議な気持ちでした。

ボーカルの存在を今回ほど
強く感じたサマソニはなかったです。

また、いろんなシーンにおいて
なぜか先日見た真田さんの歌っている姿を
思い出したりしました。


これって魂込めているボーカルに
共通な何かなのかな?って

とにかくサマソニでも
福島セカンドラインでも
夏と海と花火を
しっかり感じられました。

素敵なライブをしてくださった
みなさんに感謝です。


あと、Hippogriffのことで
嫌な気持ちをされた方には
ごめんなさい。

やはりそういうことは
書くべきではないと反省してます。


そして、もっと彼らの音を
聴いてみようと思いました。


とにかくこの数日のライブで
私は本当に歌魂をいっぱい
受け取りました。

すばらしいボーカルたちに
拍手です!
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夏!海!花火!セカンドライン!!後編

2009年08月07日 | JET LILY STAR
かなりインターバルがあいて
久しぶりに見たJet Lily Star。

彼らは関東では結構ライブやっているので
彼ら自身のブログとかでその状況を
想像するしかなかったし

あまり表立って
彼らのライブレポを書いてくれる人も
いないから、とにかく本物を見るしかないという
感じでこの日を待ち焦がれていた。


インターバルがあるほど
その違いがよくわかるというのか
すごい成長ぶり(っていうと失礼かもしれないけど)
想像以上にヤバいことになっていて
それがすごくうれしかった。

オープニングの入り方から
違っているような気がした。

「ジェットリリースターだ!」っていうのが
すっごく力強く響いた。

「17才」っていう曲はたぶん過去1回ぐらいしか
聞いたことはないと思うけど、
こんなにかっこいい曲だったっけって
改めて感動するほど。

こういう曲だよ。彼らに求めているのは。
ってほんとうれしくなった。
きっと前聞いた時より分厚くなっていると思う。
楽器すべてが自分を強調し、
そこから生まれる不協和音がまた
すごくかっこよくて

一曲目からこれだから
もうテンションが一気にヒートアップ!

2曲めは「destroy」だったんだけど
わからなかった。前に聞いたことがあるのに
きっとすごくこれも分厚くなったんだと思う。
こんな曲あったっけ?って思ったもの。
荒々しくて、ちっとも甘くない。
そこがすごくよかった。

3曲目は「願い」
まるでマグナムフォトを思い浮かべるような歌詞で
強く心にその思いが伝わってくる。これもどんどん進化して
CDで聞くよりも数倍ライブの方が歌が深く聴こえる。

4曲目(このあたりはやや順番は自信がない。
一晩寝ると忘れちゃって)
「彼女のショコラ」
この驚くべき変化に鳥肌が立った。
こんな曲になったんだって。
まるでこの前見た少女が美しい女性になって
びっくりしたように。
あるいは丸坊主の男の子が立派な青年になって
びっくりしたように。
UKサウンドの雰囲気で。
ソウさんがthe Whoが好きで、そのイベントにも
ベーシストとして参加したことがあるんだけど
そのフーの曲から漂う空気と同じ空気が感じられた。
メンバーはフーには興味ないからと言っていたソウさんだけど
知らぬ間にソウさんのベースからメンバーは引き込まれているんじゃ
ないかなって思った。

たぶんここで新曲
「重要事項」をやってくれたと思う。

この曲のことはブログに書かれていたので
いろいろ想像していた。
で、その想像はかなりいいセン行っていた。

やっぱり彼らのやりたい音楽っていうのは
これなんだって。

その「重要事項」っていう漢字から
感じられるように重い感じ。
そうヘヴィな感じ。
それがいい具合でJet Lily Starスタイルで
表現されている。
一言でいうなら、ロックである。って
当たり前だけど、純ロックである。

「ナチュラルボーンロッカーズ」は
まさにロックでいくぞ~宣言している歌。
生まれながらにしてロッカーとして生きる人生。
ロッカーというのは音楽を超えるひとつの生き方だから。
この4人のメンバーもそうだし、私自身もそう思っている。
ロッカーであることで、痛みにも耐えられるんだ。

最後にやった「parade」
この曲を聴く率が私は高いと思う。
信号で待って、誰かに背中を押されて歩いて行くというような
ところがあるけれど、その信号っていうのは
人生の分かれ道を表すんだろうね。
どの道を渡るのか、そこで立ち止まるのか。
それを誰かがそっとわからせてくれるときがある。
そうして、人は自分の前にたたずむ人の背中をそっと押して
進むようにうながすのかな?そのまた後ろの人はその押した
人の背中を押して。
そして終わりのないパレードが続いて
自分の人生を歩んで行くのかなって
そんなことを思いながら聞いていた。

ラストの曲のときはいつも思うけど
終わらないでほしい、この瞬間!って。

このパレードの最後に近いところで
真田さんがいつもと違うアドリブを
入れた。言葉なしで歌ったところ。
演奏も静まり、声が会場中に響き渡った。
なんか今掘っているんだって思った。
このステージに
そして会場に
そして大阪に
種を蒔くいっぱいの場所を
そして、そこに声から
出される見えない種が
いっぱい蒔かれているのが
見えるような気がした。

そこからいっぱい芽が出る事を
祈りながら、魂のこもった
エンディングに
胸がいっぱいになった。

あとで聞いたんだけど
あのアドリブのところは
メンバーはもちろん
知らなくて
それでもちゃんと
ついてきてくれたんだって。

それがロックバンドだよね。
メンバーが何をしようとしてるのか
わかるんだよね。

かつてエルレでライブを中断した
細美くんを心配そうに見守りながら
ドラムでその場をしのいだ
高橋さんのように
心を感じとれるんだね。


こうして、見事なまでに
感情を奪われてしまったように
全身全霊で入りこんでしまった
彼らJet Lily Starのライブ。

今回のライブで
彼らが何をしようとしているのか
どんな音楽を目指しているのかが
見えた気がした。

これなんだね?って

それは私の思い描いていた音楽で
彼らがそこに向かう決意みたいなのが
このライブで出ていて
それがすごくうれしくて
しあわせな気持ちになれた。


これからもずっと応援していこうと思った。
たとえライブに行けなくても、
この日のライブは私の感情を
新鮮に保ち続けてくれるだろうって思う。


ギターが
ドラムが
ベースが
そして
ボーカルが

すべてがそれぞれに「俺」を表現している。
そんな音楽が一番かっこいいんだ。




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夏!海!花火!セカンドライン!!前編

2009年08月07日 | JET LILY STAR
2009年8月6日(木)大阪福島LIVE SQUARE 2nd LINE

「夏!海!花火!セカンドライン!!」というイベントに
行ってきた。もちろん、Jet Lily Starを見るために。

でも今回は別の楽しみもあった。

それは対バン。

SAY MY NAME. と mark muffinという2つのバンド。

SAY MY NAME.は実はうぶさんのブログで知ったバンド名。
Nothing's carved in stoneと対バンしたバンドだ。
メンバーの2人と知り合いだってうぶさんが書いてたけど
どの人たちだったのかな?

mark muffinというバンドは一番最後に出演が
決まったんだけど、かつてFoZZtoneとも対バンしている。
元ミッシェルガンエレファントのウエノさんの
Radio Caroline(残念ながら7月に活動休止)
ともやったことがあるそんなバンドだった。

彼らの曲もmy spaceで先に聞いてたんだけど
これはやばいなぁ~ってすごく期待してた。

さて、オープニングはそのmark muffinで
出てきたときから彼らは空気を変えるそんな
雰囲気だった。

ボーカルの方の目力はかなりのもので
なんか刺される感じだった。
ギターさんもすごく雰囲気があって
あの弾きっぷりは怪しげで挑発的だった。
ベースさんも全身で表現する人だった。
ドラムさんはあまり見えなかったんだけど
彼らの音楽にはドラムのリズムとか
骨太感はとっても重要だと思うので
それを表現されている方だと思った。

きっと下北沢ではモッシュとかダイブとか
みんなしてるんだろうなぁ~とか思って
想像してた。

というのも今回のイベントのファン層は
彼らのおそらくライブに来るファン層とは
違う人たちが多かったと思うから
(って見たことないし、まったく初の
お目見えなのに・・・あくまで私の主観というか
感じたままですので、鵜呑みにはしないように)


体揺らしている人もいたけど
だいたいはボー然と立っているイメージだったなぁ~。
なんか映画を見ているみたいに。

どうして、新しい音楽を前にしたら
フリーズしちゃうんだろう?
もっと自由に動けばいいのに
もっと自由に反応すればいいのに
って思っちゃった。

どう見たって血が騒ぐ音楽だっただろう?って

「振動」っていう曲はイメージ的に
彼らと合う気がした。
「これが俺らです」っていうのに
名刺代わりの曲っていうのか。

ゆえに購入しました。

かっこいいバンドだったなぁ~ほんと。
オープニングにしておくのはもったいない感じ。

さて、2番手は
butterfly in the stomachというバンド。
このバンドの音源もmy spaceで聴いてたんだけど
ライブの方がずっとよかった。

音源だけではそう届いてなかったんだけど
ライブ見たら、いい感じで
やっぱりライブ見ないとだめだと思った。

お腹に蝶って誰かタトゥーでもしてるのかな?

ボーカルさんの雰囲気はどこかテナーのホリエさんっぽ
かったなぁ~(って勘違いかもしれないけど)

関係ないけど
butterfly on the stomachだったら
お腹の上に蝶だから
どこか「くまのプーさん」を連想しそうだと
ばかみたいにライブ中思ってた。

バンド的には好青年バンドっていう感じで
さわやかなイメージだった。

次がSAY MY NAME.

なんか期待しすぎて・・・って感じで
見たんだけど、裏切らないバンドだった。
神奈川から来たって行ってたけど
うぶさんて神奈川だったんだって
今更ながら思った。

てっきり千葉かと。

音源もmy spaceで聴いててよかったけど
やっぱりライブはそれ以上によかった。
安定している演奏と
特徴のあるボーカル。

デモ音源のみの発売だったけれど
きっとこれから伸びて行くバンドだろうな。

関西初お目見えのときに行けて本当に
よかった。彼らは私の好きなバンド
Nothing's carved in stoneと
Jet Lily Starと短い間に同じステージに
立って、そこに縁っていうのを感じる。

たぶんうぶさんのブログ読んでなかったら
まったく知らないバンドだったし
音源も聴く機会はなかったと思う。

よくぞ、うぶさん書いてくれたって思う。

そして、彼らの後がいよいよ
Jet Lily Star。

彼らについては後編で書くとして

先にトリのHippogriffについて書こうと思う。

彼らは実はチケットには名前が載ってない。
でも、トリだった。

関西では人気のあるバンドなんだよね。
やっぱり。

あのボーカルさんの笑顔のせい?

ある意味今回のバンド群で
一番色合いが違ったバンドだった気がした。


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人間の行為の結果は

2009年08月05日 | JET LILY STAR
人間の行為の結果は行為者の知らないところにまで旅をします。
(「風をつむぐ少年」作・ポール・フライシュマン)

この言葉が最近のいろんなこととリンクする。

でも、その中でも音楽というものを強く連想してしまう。

マイケミカルロマンスのメンバーが私がこんなに曲を聴いてるなんて
知る由もないわけで、音楽っていうものはいったいどこまで
届いていくんだろう?って


ここを誰かミュージシャンがたまたま見てて
その人の音楽をまさか私が聴いているなんて
思いもしないかもしれない。

カテゴリーにないバンドやアーティストでも
すっごく好きな人たちって実はいる。

そのひとつの曲が
今日の私を救ってくれるかもしれない。

何かを思い詰めているときに
ふっと風が吹いて
顔をなでていく。
すると目が覚めたような感覚になって
ふたたび生きる希望を持てるようになる。

そんなふうに音楽も私にそよいでいく。


明日は3ヶ月ぶりにJet Lily Starのライブに行く。
最近、関西ではあまりやってくれないけれど
それは仕方がないこと。

でも、ホームタウンライブは
やっぱりいつもの数倍も意味を
そこに置いて帰ってほしいと願う。

単に置くばかりじゃなくて
そこから何か芽がでるような
生命力のあるものを。


弱い音楽はいらない。
どんなときでも
這い上がる音楽が欲しい。


風向きは変わった。


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もうすぐサマソニ!

2009年08月05日 | 洋楽
もういくつ寝ると

サマソニだ!

今年は2日間参戦します。
大阪の8日、9日。

もうどう時間割(笑)を作成するか
ドキドキわくわく。

おそらく、8日は

スカイとオーシャンしか行かないと思う。

The HIATUSまでスカイで
あとはオーシャン。

細美くんとマイケミの組合わさるサマソニを
また見れるなんて、なんて幸せなんだろう。


9日はビークルは絶対に見るつもりで
あとメインはやっぱりプラシーボ、フーバス
リンキン。B'Zもどんな感じか楽しみ。
この日はパークとオーシャンだけかも。

日焼け対策はしっかりしないと
かなり焼けそうだ。

とにかく、フーバスは過去2回他のバンドと
バッティングして見れなかったから
今度こそやっと見れる。

MEWは今回もだめそう。
見たかったなぁ~。

食べ物も何食べようかな~って
いろいろ楽しいことが
いっぱいある。

これがないと夏が来ないっていうぐらい
大好きなフェス。

サマソニに行かれる方は
いっしょにあの空気を
楽しみましょう!

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Nowhere man

2009年08月02日 | FoZZtone
ほんとうは発売日の前日にフライングしてFoZZtoneの『The Sound of Music』を買った。
7月14日だからもうかなり日数は経ってしまったよね。

でも、丁寧に聴いて
丁寧に自分の感じたことを書こうって思ってたから
なかなかタイミングが掴めなかった。

忙しい時間の中で書く事は
これだけ思いの詰まったアルバムに対して
申し訳ない気がしたから。

それに渡會さんがセルフライナーノーツを
ブログに書いてたから、とりあえず
それがすべて書かれるまでは
待っておこうって思っていた。


渡會さんはセルフライナーノーツを
書くのが好きな人なんだと思う。

今までの曲とかも
どこかで彼のセルフライナーノーツを
見た気がするもの。

そして、私はそれを読むのが大好きだ。

彼の独特の文体で
まるでエッセイを読んでいるような
素敵な言葉たち


今回のブログにつけたタイトルの
「Nowhere man」という曲は
このアルバム『The Sound of Music』には
ないけれど

私は「Rainbow man」という曲の英詩から
この曲を思い出した。

知ってるかなぁ~ビートルズの「ラバーソウル」という
アルバムに入っているこの曲。
そうあの「ノルウエーの森」も入っているアルバムに
この曲は入っている。

どこかできっと聴いたことがある曲だから
聴いたら「あ~これか~」って思う。

もちろん私はビートルズの活動してたときは
知らないので、ライブ映像もちゃんと
本当は見たことがない。

でも、この曲を聴くと
なんかエンディングの曲のようなイメージがした。

これでショーは終わりだよ~っていう感じ。

内容はぜんぜん違うけどね。
あくまでイメージ。

日本のタイトルが「ひとりぼっちのあいつ」
なんてついてたりするけど。

今スペルを見てて

Nowhere manって
No whereとも 
Now hereとも分けられるな~って

この分け方でぜんぜんイメージが変わるよね。

どこでもない



今ここにいる


私は今ここにいる方が好き


って勝手な解釈の妄想に入ってしまったので
また現実に戻らないとね。

で、「Rainbow man」の方のインスト部分は
懐かしい感じだ。そう昔のロックの感じ。

クイーンの初期とかそれこそビートルズとかの
ギターだなぁ~って。

今回昔のロックをリスペクトしたアルバムっていう
ような事を聞いて、80年代ぐらいのイメージを
抱いていたんだけど、それよりはるかに昔の
もしかして60年代だったの?っていうぐらいの
曲が多かったように思う。

おそらく、彼らの父上や母上の世代の音楽っていうのか。
私はその時代現役ではなかったけれど、誰でも
やっぱりロックを聴くようになったら
さかのぼってビートルズとか聴くよね。

ビートルズと同様に英語の先生とかが
オススメしたり、聴かせてくれたりしたのが
サイモンとガーファンクルとか
ビージーズとかで

今回のこのフォズのアルバムには
それらの遺伝子が溢れてて
ちょっとびっくりした。

ギターの旋律や
ドラムのリズムの刻み方とか
ベースの入れ方とか
それこそ歌い方とかが

その時代を受け継ぐというか
再現しているようだった。

でも、そこに今があって。

それがすごいな~って。

オープニングのインストナンバーの
「パンデミック」は短いけど
すごく透明な音で
心にきれいな水が流れて行くような
自分を水面に写すような
素敵な曲だ。大好きだ。

そこから「音楽」に繋がっていくところが
また「ホロっと」きてしまうところ。

やっぱりイメージはイギリスだ。

その次の「NAME」はまた好きな曲だ。

クイーンのレコードを聴いた事が有る人なら
わかると思うけど、

クイーンは1つの曲のエンディングが
次の曲のオープニングに繋がっていき
どこで切っていいかわからないし、
ある意味ずっとアルバムの曲は
繋がっていく感じだった。

この「音楽」から「NAME」へ行くときは
まさにこのクイーンスタイルだった。

すっごいなフォズって思った。

「NAME」という曲は絶対に渡會将士っていう人しか
作れない曲だ。歌い方も独特で
空気に声を振るわせる感じで
メロディに声が同化していくように

言葉の入れ方もすごいって思う。

メロディ展開も素敵で
どういう発想の頭をしているのか
彼の思考をのぞいてみたいって思った。

映画の「マルコヴィッチの穴」みたいに。


shine a lightっていう言葉が入ってくるけど
これってやっぱりローリングストーンズを
頭に描いていたのかな?

今回のアルバムの歌のあちこちに
いろんなアーティストへのリスペクトが
隠れているのが音楽大好き人間の私には
楽しいし、渡會さんと同じ音楽が
好きなのもうれしい。

「死んだというのは聞かないが」
の歌詞に出てきた「迷いアザラシ」で
少年アシベのゴマちゃんを思い出したのは
私ぐらいかな?

ここにはダコダハウスも出てきて
それはやっぱりジョン・レノンで。

みんな結局音楽の中で生きているんだよね。

「JUMPING GIRL」のギターが好きだ。
歌詞の感じも60年代から70年代の
洋楽のスタイルに近い感じで
わざとそうしているんだろうなぁ~って

とにかく、こういうギター好き。
あらためて竹尾さんのギターに惚れてしまった。

「Rainbow man」は先にも触れたけれど
どこかビートルズの香りやあるいは
サザンロックの香りもする。ギターがまた
やっぱりすごい。

「School」はドラミングのインパクトのある曲で
この歌詞にもsound of silenceとか
Scarborough Fairとかまさにサイモンとガーファンクルの
曲のタイトルが入っていて、好きなんだろうなぁ~って。

なつかしいイントロも入っていたし。
イエローモンキーにもこういうイントロあったなぁ~。
イエモンをリスペクトしてるのか
イエモンがリスペクトしてた音楽をリスペクトしてるのか。
ちょっとわかんないけど、どちらも大好き。

「NIRVANA UNIVERSE」

なんかせつない、どこか忘れてた昔のシーンが
浮かぶようなメロディが今のフォズと組み合わされて
かっこいい曲になっている。

セルフライナーノーツにもあったけど
サイモンとガーファンクルの「冬の散歩道」の
メロディが入ってて、その入れ具合がいい感じ。

♪いざとなれば独りきりを選ぶだろう

っていう歌詞が心に響いた。

自分の音楽を貫くために時代に流されないぞっていう
決意みたいなものを感じた。


「ホールケーキ」はビートルズ的でもあり
ビージーズ的でもある曲で、やっぱりイギリス的な音楽。

「I play the guitar」
G→C→Dのコードのくりかえしで
簡単なコードを弾いて練習したギター始めたころを
思い出して書いたのかな?その合間に
ディープパープルやヴァンへイレンの有名なギターソロを
入れるあたりがまたやってくれたな~って感じ。

この2バンドを入れるのがよけいに初々しいギター少年時代を
表現しているよね。だいたいギター始めたときに
この2つをコピーするものね。

そこから「ワンダーラスト」へ行くと
現代に引き戻された感じで
この曲からは今を感じる。

♪変わる~という言葉がくりかえし出てくるんだけど
そこがなんかメリーゴーランドのようなイメージで
浮かんでくるんだよね。私だけかなやっぱり。

「シンガロン」という曲は甥っ子を思って書いたそうだけど

♪いつかロンドンへいこう

っていう歌詞があるんだけど
やっぱり渡會さんはロンドンに行ったことがあるのかな?
それともすごく行きたい場所なのかな?
あの「新学期の怪人」のストーリーから感じたように
彼にはロンドンの空気があって
それが私にロンドンを思い出させる。

♪ああ~別のタクシーに~っていうところは
どこか くるりを思い出す。

エンディングのインスト部分が
これがまた昔風で新しい感じがした。

日本盤のみボーナストラック
と書かれている「のぞみ」

これは洋楽のアルバム風にしたとのこと。

こういうところがまた好き。

CDのデザインも「音楽」のときと同じに
ビートルズのアルバム風にParlophoneが
やっぱりあって、いい感じ。

「のぞみ」はやっぱり日本の風景を描いているからか
日本の空気しか感じない。海外のアーティストが
描く日本っていうイメージなのかな?


今回のアルバムの写真は塁さんだったんだね。

The HIATUSやNothing's carved in stoneを
撮っている橋本塁さん。

彼はロックテイストな写真だけじゃなく
絵画的な写真も撮るんだね。彼の写真も大好き。


全体的に古き良き時代のロックを描いている
イメージのアルバムだった。

こんなにさかのぼっちゃった~っていう
驚きは最初はあったけれど、
ここまでやると
男前すぎて、他のバンドはきっとマネできないな~って。

これならお父さんやお母さんの世代にも聞いてって
言えるし、10代前半の子にも聞いてって言える。

良質なロックで、
きれいな言葉が溢れている。
簡単な英語だけど
私の大好きな言葉が溢れている。

そういえば
「NAME」に出てくる
suddenlyも中学のときにビートルズの
「Yesterday」で覚えたなぁ~って。

何度も聴くたびに
味がでてくるアルバムだ。

聞くたびに発見のあるアルバムで
いろんな曲が隠れていて
なんだか宝さがしをしているみたいに
なってきて、楽しい。

ワンマンライブがすごく楽しみだ。




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不確かな未来でも

2009年08月01日 | インディーズ
昨日はなんだかとても眠くて気がつくと寝てしまってた。
今日はやっとお休みだと思いたいが、実は夕方から仕事が入ってる。
まあ、夕方からの仕事っていうのはめったにないんだけど。
しかも休日に。

昨日はあることがあって
どの音楽もどうでもいいやって
ちょっとやけ気味になってしまって
このブログもやめちゃおうかって
いう気分になった。

でも、ある意味過去のいろんな思い出も
かなり書いているわけだから
それを消すとなると
ちょっと寂しいかと
やっぱり細々ながら
続けようっていう気持ちになった。


なんていうのか
私の音楽に対する気持ちなんて
結局誰にとってもどうでもいいことで
ミュージシャンに向けて気持ちを
込めて書いたところで
見てくれているわけでもないんだから
ひとりよがりにほかならないし
なら、ちゃんと手紙でも
書いて送ればいいじゃんって
ことになるんだけど。
でも、手紙を書くとなると
時間はそれこそなくて
その瞬間に感じた気持ちを
書くにはやっぱりここしかないなぁ~って

まあ、他の人にとっては
どうでもいいことなんだけど。


とにかく気持ちは下降気味。

でも、細美くんは大丈夫だったので
それはちょっと救われたかな。


気持ちは落ちているんだけど
これは書きたいってことは
いろいろあって

でも、時間がなくて。


隙間をさがしてこうして書いている。


一昨日木曜日(7月30日)に
久しぶりに京都VOXHALLへ行った。

choriさんという京都の詩人さんであり
VOXHALLのブッキングマネージャーさんの
レコ発イベントにSORANOTEが
出て、仕事との調整がうまくいって
なんとか時間が作れたので行けた。

一年以上ぶりぐらいかもしれない。

choriさんは由緒ある茶の道を
作った千利休の末裔になるのか
詳しくはわからない。
だから興味のある方は
彼のHPに行ってほしいんだけど
そういう家柄の京都のプリンスの
ひとりではあるけれども
反骨精神豊かで既存のレールを
飛び出して、ある意味パンクな
生き方をしている人である。

いろんな戦いをして
挫折をして
あらたな道をみつけて
ある意味彼は今生き生きとして
彼の人生を送っているように
私には感じられた。

でも、私はそんなに彼について
知っているわけではないので
このへんにしておく。

で、SORANOTEのことを


このユニットは私の昔からよく知る
泉さんとアヤさんのユニットで
その独特の世界を伝えるのは
ちょっと難しいけど
もともと泉さんはひとりで
vanillamanをやり
アヤさんはvelvet mellowという
バンドのボーカルだった。
この2人が合わさると
ハードロックではなくて
空間音楽に変わった。

といいつつ、泉さんのギターには
いつもガレージっぽいあるいは
ヘビィロックっぽいギターが
入るので、ある意味安心するというか
そういうのがないと私は
ちょっとしんどい。

ずっと空間系のまま
癒し系のまま進んで終わる音楽に
私は救われない。

怒りとか悲しみとか強い感情が
現れる音楽にしか
結局、私のように感情が実は
激しいタイプとは
折り合いがつかないんだ。

アヤさんは昔とぜんぜん違って
ソフトにまるで泳ぐように
歌い続ける。
泉さんの弾くギターに
ゆれるように
溺れるように
安心しきったように
歌い続ける。

見ていて
幸せそうだなぁ~って思った。

彼女はそこにいることで
安定しているって思った。

私はいつも彼女のことが
心配で、ときどき今すぐにでも
会いに行きたいって思う事がある。

見た感じはかっこいいロッカーで
街に出ても、ぱっと人の目をひく
美しさだ。

でも、いろいろ抱え込んでしまって
たまにそれが混乱してしまって
すごく不安定になる。

私はそんなとき
どうしていいのかわかんないけど
ただ、側にいてあげたいって
思う。でも、実際はできないんだけど。


心でごめんねって言うしかないんだけど。


でも、そんなアヤさんが
安心しきったように歌っている姿は
心をほっとさせる。


もちろん、これからの課題は山盛りあって
泉さんはかなり高い音楽性を持ち、信念を持っている。
それにアヤさんはこれからさらに自分を磨いて
ついていかないといけないんだろう。

素敵なものをいっぱい持っているアヤさんは
まだ自分でも気がついていない可能性を
秘めている。それをもっと外に出すのは
実は自分自身の音楽との向き合い方でしか
ないのかもしれない。

だから、それをやって
私が本当は見つけているアヤさんのすばらしさを
自分で見つけて、それを泉さんにぶつけてほしいなと
思うんだ。

あるいはいろんな人にそれを見せつけてほしいんだよね。

自分をフィルターからはずして
もう一度見て下さい。

あなたの今まで気がつかなかった部分が
きっと見えてくるはず。

それにはこれからもいっぱい歌って
ジャンルもいろいろ超えて
ヘビィメタからポップまで
とにかくいっぱい欲張って歌って

自分の行くべき道を見つけて
多くの人にその歌を伝えて下さい。


私は泉さんもアヤさんも大好きだから
2人が夢を叶えるように
ほんとうに祈っています。





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