寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

今年も大晦を無事迎えることが出来ました(20131231)

2013年12月31日 22時53分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

 世の中はいろいろな変化がありましたが、今年1年間無事に過ごすことが出来ましたことを感謝します。この年になると世の中がいつの間にか変わっていることに気がつかなかったと思うことが多々あります。この時刻にはNHKの放送で紅白歌合戦という番組を放送している。出演者の顔ぶれを見ると、音の数人しか知っている顔を見ることが出来ない。いつの間にかこんなに顔ぶれが変わってしまった。
 しかし変わっていないこともある。その代表的なことは日本の総理大臣が靖国神社へ参拝したときの中国と韓国の反応である。

 かなり前のことであるが、「落日燃ゆ」(城山三郎著)と言う小説を読んだことを思い出す。この小説は太平洋戦争の責任を東京裁判で問われ、東条英機を初めとするA級戦犯の一人として処刑された広田弘毅(首相、外相を歴任した)氏の伝記的な小説である。途中は省略するが、A級戦犯の遺体は荼毘に付され、その骨灰は誰のものかわからないように混ぜ合わせてとある場所に捨てられたという。広田弘毅氏を除いた被処刑者の遺族はその骨灰を分け合って持ち帰り密かに埋葬したと言われている。しかし広田弘毅氏の家族は、あんなに戦争を避ける努力をした夫(父)が処刑されたことに抗議するために(一部私的解釈)骨灰の分収を拒否したと言われている。家に持ち帰った人たちの骨灰が集められて靖国神社に納められているかどうか不明であるが、靖国神社にはA級戦犯の被処刑者以外の沢山の方達の遺骨・遺品等が納められている。そこへ不戦を誓い、平和を願って慰霊することがそんなに気に触ることなのだろうか。もちろんこれは日本人の一人としての意見であるかも知れないが。
 前記両国が過剰と思えるほどの反応を示すのは、特別な意図があるのかも知れないがなどと考えるのは間違っているのだろうか。何故かはわからないが太平洋戦争直前の情勢に近ずいているようで心配である。
 話は変わるが、今年は喪中のお知らせがいつもの年に比べて多かった。世の中は知らずのうちに世代交代が進んでいる証拠かも知れない。私は前にも書いたが、身辺整理を始めているが、その一環として平成26年元旦、つまり明日下さった年賀状の返事に永年のご厚誼を感謝し以後の賀詞交換を遠慮する旨をお伝えすることにしている。私の消息が気になる方はブログで生存を確認していただければ幸いである。ブログへの投稿が途絶えたら何か異変が生じたと思っていただきたい。
 いよいよ後70分で平成25年が終わり新しい年を迎えることになった。
 来年も良い年をお迎え下さい。そして世界が平和でありますように!