寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

ギャンブル依存症

2016年12月11日 16時04分19秒 | 日記・エッセイ・コラム

 例えば、それが麻雀であってもギャンブル依存症になる人

がいるようです。私の知人X氏の話ですが、X氏の話の中に

登場する方を仮にAさんとします。Aさんは毎日昼食時になる

とその日の夕方から麻雀をする仲間を探してあちらこちらに

電話を掛けることが習慣のようになっていたと言います。周

囲の人はAさんをジャンキと呼んでいました。仲間同士でや

る麻雀は普通は極少額の金銭を掛けて行っていたようです。

しかし、Aさんは高額の金銭を掛けてやるのが上手の常識と

考えていたようです。その上にウマというのも乗せていまし

た。したがって、負けが込むと膨大な額(1ヶ月分の給料に

相当する額)になったそうです。それでも今日は運がなかっ

たが次回はその分を取り返すと言ってまた同じメンバーを集

めるそうです。そしてたまに勝つと自分はやはり上手いと言

って次の機会を作るといった具合で、勤めに出るのは、夕方

からの麻雀をするためと言うほどだったそうです。

 これはもうギャンブル依存症と言ってもいいでしょう。ギ

ャンブル依存症は勝てば勝ったで、また負けたときは次に取

り返すとそのことから考えが離れることはないそうです。

 以上の話は、麻雀に限ったことではないでしょうね。今国

会で審議時間を短縮しても通したかったギャンブルを容認す

るような法律を通過させる前にいろいろ検証しなければなら

なかったと思いますが、どうでしょうか。

 ギャンブルを公認するという法律を先に通して、付属的な

ものは後から検討するというのは本末転倒のような気がしま

す。考えられる影響を検討した上で主たる法律を作るという

のが筋ではないでしょうかね。

 いまの日本では国会の多数決だけが優先されていろんなこ

とが実行に移されているようです。民主主義というのはこう

いうことなのでしょうか。ワシントンの言葉を思い出さなけ

ればいけませんね。