「ここのところ、忙しいのは、仕事が順調で、このまま上手くいけば、出世…っていうか、いいポジションに就けるかも知れないんだ。」
「そうなの?」
忙しいのは、本当だったんだ…。
「いいポジションに就ければ、給料がグンと上がるんだ。」
「すごいね。」
「だけど、いつまでも今の仕事を続けて行きたいワケじゃなくて、将来の夢っていうか…、お店を持ちたいんだよ。」
「お店?」
「飲食店なんだけどね。だから、頑張って仕事しなくちゃ。」
「それじゃ、頑張らないとね。」
「将来は、一緒にお店が出来たらいいなぁ…」
…え?それって、プロポーズ?
「今のところ、なんとかまぁまぁの貯金が出来ているから、このまま頑張るよ。」
「う、うん。頑張って!」
突然のプロポーズらしき言葉…。
あらためて確認は出来なかったが、うれしい。