「週末会える?」
莉沙の件が気になって、勇一にLINEして、数日が経った。
「……」
最初は未読放置だったが、最近は既読無視だ。
どうしても莉沙の件を確認してみたかった…が、忙しいのだろう…。
夕食というより、お酒を飲むのに適したお店だ。
「先輩、神田さんと親しいんですよね~」
「…そんなに親しいワケじゃないけど。」
「神田さんを、合コンに誘えないですか?」
「…?」
「神田さん、すごく人気者なんですよ。私の合コン仲間が、『神田さん、誘ってくれ!』ってうるさいんです」
「彼、合コン嫌いだと思うよ。」
「…そうなんですか…」
……?!
ある人がお店に入ってきた。
見たことのある顔だ…。
勇一だ。
そして、その横には莉沙。