ユーラシアの遊牧民族国家の研究者は、知識が豊富で、読んでいて面白い。単に、私の未就学にすぎないかもしれないが。
本著では、中国とからみあう、ユーラシア大陸の遊牧民の歴史が記されている。三国志あり、項羽と劉邦も登場。
モンゴルのシャーマニズムからイスラム教に改宗したイル ハン国、さらにネストリウス派キリスト教に続いた国に興味を寄せていた。
遊牧民族だから大地を移動しながらその地に融合するような統治の仕方になったのだろう、かなり寛容なのだろうか、ひとり興味を寄せていた。
いったい一般の庶民はどうだったのでしょう。税金の頭数にしか数えられなかったのだろうか?
イスラムには国家という概念の言葉がなさそうだと記されていたが、非定住だから、民族と宗教がまとまりやすいと
いう考え方なのだろうか。(民族の歴史を考えると、一刀両断の決めつけ方は不合理だと叫びがあがるだろう、現代でも)
突厥のイル エルをチュルク語では政治組織の全体を示したそうだ。 アジアの遊牧民族を読んでいるつもりだったが、
イル エルとはヨーロッパ語で、人をさすではないかと、思いながら、印欧語族という言葉があるから、同じひとまとまりの
語源体系民族なのだろうかと勝手に結びつけた。モンゴルのウルスはチュルク語のこのイル エルに当たるそうだ。
コラムは語源文化をひも解いて新たに知るコーナーになっている。
「日本」は中国語でリー ベンになるし、韓国語では、イル ボンとなる、やっぱり、イルは、人を現しているようにみえるのだが・・・
と、知ろうと読み
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