居眠り磐音 41＆42

居眠り磐音　　41　　散華ノ刻　　
居眠り磐音　　42　　木槿ノ賦

佐伯泰英　著　　文春文庫　　２０２０年　11月10日　第一刷

関前藩に再び、藩を分けるような騒動が沸き起こって、それを何とかすべく江戸との物産を運ぶ藩船にひっそりと乗り込んだ磐音の父であり関前藩国家老の坂崎正睦と妻の照埜。
江戸家老と藩主の妻であるお代の方が不正な荷で、莫大な利益を上げ江戸家老は私腹を肥やしていた。
慎ましかったお代の方が女ゆえの事情で様変わりしてしまったのは納得しつつも、いやいや、そこまでは無くない？？と思う（笑）

ともあれ、正睦と磐音らの活躍で江戸家老らの悪事は成敗され、お代の方も鎌倉東慶寺で尼になる。

春から秋まで半年間江戸小梅村の磐音らの家に滞在した父と母は、おこん、孫らと穏やかな生活もあった。

江戸家老が、磐音の宿敵である田沼親子の息がかかっていた者だというのもまぁ、ちょっと出来すぎ感が無きにしも非ず。
時の権力者が、磐音を叩き潰すためにそこまでやるか？？という疑問はさておき、今回も展開が早くて面白い。

昔、なんだったかなぁ。
少年漫画で、巨人の星？？
野球の試合を何週にもわたって書き続けた・・・というのがあったと思う。

ああいうのは私の性格上、だれるね（笑）
はやく次に行ってよ！なんて思うから。

さて、次２巻は来月８日発売予定。　暮れに向かってあっという間に日が経ってしまうんだろうね。