べオウルフ 呪われし勇者

暇だったもので。師走の主婦の言葉とも思えないけれど（笑）
先月の『三丁目の夕日』『オリオン座からの招待状』以来、あんまり観たいな、と思う映画がなくて。
『椿三十郎』は、もとの時代劇・・・知らない。話題のガッキー主演の『恋空』でもないだろうし。　もうちょっとしたら『アイ・アム・レジェンド』・・・これは観たいけれど。

で、さして期待もせず行ったのですけど、面白かったですよ。
富と名声と美女かな？　男の三点セット。一目ぼれに近い王妃がいるのに、その王妃なんかの為に命懸けで化け物退治に出かけたべオウルフが・・・まぁ、ミイラ取りがミイラ？　きっちり色仕掛けの罠に堕ちてしまう。
前に予告編で見てたんだけど、A・ジョリーのCG。完璧なバディで誘うの。あの色っぽい分厚い唇で。　負けるわね、たいがいの男は（笑）

べオウルフ役の俳優さん、シュワ知事ばりの筋肉マンで、確かに見事な身体つきなんだけど、顔が・・好みじゃないのと、わたし、あんまりマッチョな人って好きくないの。　がりがり君もぶよぶよ君もそりゃあ、好みじゃないけど筋肉隆々男もだめだな。　モノには程度があるやろ？　でも前半、全裸で闘うのよ。いきなり襲ってきたモンスターと。　これがまたどろどろ溶けかかってる化けもんで、気持ち悪いの。怖いのよ。CGって分かってても突然出てきて人間ひきちぎったりするものだから、内心『うげぇ～～』スプラッタものもダメ。
ひとりで観に行ったけど、失敗した（ため息）ちょっと怖かった。
あっ、でもあの見事にぎりぎり見えない全裸格闘シーンは、連れが男か女かで感想が違うかも。

王妃役の女優さんもそんなに綺麗とも思わなかったの。そうそう、スパイダーマンの時のメリー・ジェーン？（忘れた！）役の女優さんもヒロインやるにはちょっとな～とは思ったんだけど、アメリカってああいう顔立ちが美人なのかな？

あのね～、馬で雪山駆け下りたり、何本もの矢が飛んでくるのに当たらないシーンなんか私の頭の中では完全に『DIABOLOS』のオープニング映像。
金色の悪者ドラゴンは、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリポタ』なんかのイメージなんだけどさ。
最終的にはべオウルフが若気の過ち、オイラ自ら命を賭して決着つけます！の死闘が繰り広げられて。　同士討ちでお終い～、悲しいながらもちゃん、ちゃん、だと思ってたら、諸悪の根源、A・ジョリー化けもんは生きてるの。
それを見つめる新しい国王の胸中やいかに～～という終わり方も考えさせられて。

男の愚かさと、女のしたたかさが見えますわ。愛した男には危害加えへんねん、化け物でも。　女が魔性か、魔性が女か、どっちにしても私には関係ないけど（笑）
忙中閑あり、という方はどうぞ、ご覧になってくださいませ。