交差点

午前８時の近鉄桜井駅、高３が同級生刺殺(読売新聞) - goo ニュース

どうにもこうにも短絡的というか、私にはさっぱり分からないんだけれど、簡単に人を殺す風潮、しかも、高校生だったりもっと下の者だったり。

先だっても、三角関係なのか、勝手に片思いしてたのか知らないけれど、しつこくつきまとうから・・・と、女友達？の男友達？を殺した子がいたっけ。

この桜井駅での子は、ホームセンターで買った新品の包丁を持っていた、ということはかなり『その気』でいたわけで、衝動的な事でもないんだろうね。
よく、こういう若者たちの殺人が起こると、したり顔で『ゲーム脳』なんて言葉を出してくる人がいる。
息子は・・・うちのもたいがいゲームに熱中する子だったけど・・・それを聞くたびにとても嫌な顔をしていた。
ゲームをよくするものが現実とバーチャルの世界の境界を楽々飛び越える、とかゲームセットしてもまた電源を入れれば、立ち上がるとか・・・で、『死』が認識されていない、なんて・・・そこまでバカとちゃう！というのが息子の言い分だった。

ほんとによく分からないのは、現実、高校生あたりの殺人、犯罪は、そんなに増えているのか？という疑問。
それは地震の時でも思うんだけど。
例えば、列島というか、地球規模で地震の活発な時期に入り、確かに増えているのかもしれないけれど、私たちが幼かったころだって地震はあったはず。
ただ、今みたいに、リアルタイムでがんがん情報が入ってくる事もなかったり、ごく微弱な振動あたりだと観測されなかったり、もしくは報道されなかったりで知らないだけじゃないか？なんて思う時もあったりで。

私たちの高校生時代なんて、もっともっと規則ずくめで窮屈で、親子はきっちり上下関係で、携帯みたいな便利な物もなくて、息が詰まるとしたら、今よりもっともっと息苦しくてわ～～っとなる事が多かったと思うけど。

もし、今、歴然とこういう事件が増えているなら、それはいったい何が原因なの？
なんの不満があって、爆発したりまわりの迷惑も顧みず、おのれの心ひとつで殺人にまで至るの？　歯止めとかってないの？
このぐらいの歳の子を持つには、少し歳をとりすぎたけれど、それでもほぼ我々の世代の子供たちでしょう。

私たちは親として、どこで道を違えたの。　伝えるべき何かをどこで落としてしまったの？