白黒つけます

若旦那を見ていてイヤだな～と思うことのひとつに、楽母に似てる、というのがあります。
顔かたちじゃなくて、『性格』が。

DANはさすがにだだっ広いところで育ったホッカイダーだけあって、万事、何事にも
大らかなんです。私、DANが深刻になったり、険悪になったり、落ち込んだり・・・なんて姿、一度も見たことがありません。
私なら心配で心配で胃が痛くなりそうなことでも、どこ吹く風。
住んでる世界が違うように思います。

先日来の、クレーマー騒ぎで、すっかり上の人に目をつけられてしまった若旦那は、
もう・・・やる気をなくしてましてね、慢性辞めたい病が、急性辞めたい病になってしまって、うずうず・・違うな(^_^;)うじうじ・・・してたんですよ。

もう、こっちまで暗～くなったり、腹立ったりするほど。
ほとんど八つ当たりされてるぐらい私に攻撃的になってましたしね、実際、30前のおっさん子供を扱いかねているほどでした。

若旦那は、自分が間違ってないと思っているから、上司の理不尽（だと思われる）な
叱責に我慢がならないわけですよ。で、若い頃の私とそっくりで（苦笑）いかに自分が間違ってないか、頑張っているのにその言い草はなにか、みたいに言いたくて言いたくて、仕方がないわけです。
でも、そこが学生時代と違います。サラリーマンの不幸は上司を選べないところにあります。この先生のゼミが受けたいから、なんて言って登録するのとは訳が違います。　まぁ、若旦那の一方的な話だけですけど、確かに、上司というのもちょっとおかしくありません？みたいなイチャモンつけてる風にも思いましたけど。
そこを糾弾するなら刺し違え、辞表をポケットに入れてからでしか無理でしょ？
でも、若旦那にはそこまでの度胸もないし。

さてさて、月が変わって、定例の店長会議があったようでして。
若旦那は、この上司の姿を見たくもないけれど、欠席するわけにもいかない。で、集まったところ、若旦那の店の売り上げが、他店に比べてかなり良い事が判明し。　勿論、店の規模もありますから、単純な売り上げ計算ではなく、実質利益率とかそういうものらしいのですが。

すると、当然ですわね。　多少のトラブルがあったとしても、あの上司、数字が出てるものだから若旦那のことを攻撃しようにも材料がない。で、他店の数字を落としているところの店長に、いろいろと・・・言うわけです。性格悪いな、この男。

得意満面で帰ってきましたわ。『あいつには文句を言わさせへんかった！』って。
そうかい、そうかい、そりゃ良かったね・・・・。