まずは形から（笑）

去年、お上から配られた10万円で安いミシンを買った。
食わず嫌いで？　勝手にミシンはできないものだと思っていた私のはじめの一歩みたいなものだった。

同時にフェリシモでミシンの基本のき、なんていう6回シリーズの教則本を頼んで、いろいろな初歩的な使い方とともに、一緒に入っている布地で簡単なものを作ってお稽古した。
全くの我流だったファスナー付けも正式なものを初めて知った。

それで足りずに、NHKのまる得マガジンテキストも買った。
たまたまチラ見した番組で、簡単そうだったのでフェリシモの解説書もあったけれど、それはシリーズごとにぺらぺらの物が届いて自分でファイルしなくちゃならないものだったので、本になってる方がいい、と似たような内容ながら買ってきた。

ミシンを踏むようになると、それまで手芸屋さんに何度行っても見えてなかったものが目に飛び込んでくるようになる（笑）
待ち針がわりの洗濯ばさみを小さくしたようなクリップだったり（これは針だと穴の開くラミネート生地に使うものらしいが）小さな布を切る時に便利なロータリーカッターだったり。
パッチワークをしていた頃にもきっとあったはずのグッズなのに、いま思えばちまちまハサミで切っていた（笑）

ロータリーカッター用のカッティングマットも、揃えた。
これだって、ドールハウスを作っていた時期に柔らかいバルサ材を切ったりするのに使っていたのに、いまや、プラモの部品切りの為に息子に持っていかれたままだったから。

簡単な洋服を作ろう、、、などという大それた気持ちは微塵もない。
ただ、身の回りのランチョンマットやブックカバーや、気に入った生地でだーっと直線で縫うだけのカーテン仕立てたり（笑）
その程度で充分なんだ。

でもさ、形から入るというか外堀を埋めると、買いそろえたものを無駄にしないためにも頑張ろう、って思うんだよね。