エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

テンペスト

2011-07-05 07:18:35 | 
池上永一著 角川文庫1~4 平成22年11月25日初版

え~っと、、これはもうNHKでドラマ化されて、そのキャストのひとりにGACKTがあがってる、ということがなければ読まなかった本かもしれない。 琉球王朝はちょっと関心ありだけど、史実としてきちんと琉球王朝の位置づけとか、なくなった経緯を記したものの方が興味あったんだわ。 でも、結局、読んでないから、こういう『物語』仕立てのものでも、なんとなく輪郭だけは理解できたような。

で、史実、事実は置いといて\(゜ロ\)(/ロ゜)/(笑)
4冊買ってピアノの上に積読していた時はほんまに読めるんかいな?と自分自身をいぶかしんでたわけだけど、読みかけたら非常に早く読み終えたものでした。

というのも、ジェットコースターものというか、展開が早いのと、登場人物・・・・主人公の(真鶴と孫寧温)浮き沈みがとんでもなくあるわけ。 類まれな美貌と知性を備えた女性の真鶴と、男女差別、、、区別かな?、、、が激しかった時代、王府に入って、まつりごとを行う寧温。 女が政治に加われなかった時代に、ある使命をもって宦官だということにして、自分の性を封印してまで、王府の為に働いた寧温が真鶴と同一人物。
それに、中国の科挙にも似た、難関のお受験やら(笑) 王府の内にある江戸城でいうところの大奥、ちょっと危ない倒錯の世界とか、恋、呪術までが加わって、なんとも絢爛豪華な紅型みたいな、けばけばしいほどの色彩感覚を思わせる中味。

己の性を偽ってまで王府で働く寧温の前に、本物の宦官が現れる。
その本物の宦官役が、ドラマではGACKTなわけで、、、もう、この4冊の文庫中、一番イヤなやつ(笑)
舞台化されたときは、西岡徳馬さんだったんだけど、うん。。。西岡さんならいいかもしれない。。。なんて。
だってね、ドラマって、見てる人がすごく感情移入しちゃって、その配役で好きになったり嫌いになったりなんて多いでしょ。
GACKTだって、未だに義の人、謙信で、謙信公祭りに新潟に出かけちゃあ年配の人に御屋形様って呼ばれるとか(笑)

ずい分昔に石坂浩二さんが、柳沢吉保だっけな? めっちゃ嫌味な役をやった時に、嫌いな俳優にも選ばれたとか。

だから、GACKTにはあの役やってほしくなかったんだけどぉ。
ま、いいや。
ドラマの事は見てからとして、、、本は最近、とっても読むのが遅くなってる私にしてはぐいぐい読めたものでした。


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4 コメント

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おはようございます。 (エー)
2011-07-05 08:33:28
今朝は、からっと晴れました♪
でも、日替わりの天候に体がついていけるでしょうか???

悪役をする人は、いい人が多いっていうけれど・・・???
ガクさま、今までのイメージから抜け出したいと思ったのかしらね。。。
どんだけ憎たらしいか注目して観ますね♪(笑)
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こんにちは (楽母)
2011-07-05 17:38:57
昨夜雨が降ったので、今朝は涼しかったのに、お昼前にはやっぱり暑くなりました。 もっとも、映画館で涼んでましたが(笑)
ガクちゃんの役ね、悪役というよりは非常にエロい、いやらし~い役なんですよ。。。もう、読んでて・・・なんていうか、、、もやもや(爆)
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う~ (ポンチ姫)
2011-07-05 18:13:27
BSは、見ている時間がないので、見ません(^.^)汚れ役が、できれば、一人前…主演は、大根でもできると言います。役者として、伸びるかどうかですね?頑張って欲しいです(^_-)イケメンのエロいのも、良かったりしてね
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こんばんは (楽母)
2011-07-05 22:29:27
エキセントリックな役が多いわ~、GACKTって。 主役は確かに大根でもできるのかもしれないけれど、普通の人、なんでもない人ってのはそうそう出来るものじゃないと思うの。 だから、私はごく普通の人が違和感なくできる人がほんとにうまい役者さんだと思ってるんだけどね。
でも、イケメンのエロいのは好きよ~(笑)
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