ニトロペン

数年に一度の割合で、左と右さえ違えば完全に狭心症の放散痛でしょ、というような症状が出ることがあります。
下っ腹から不安と不愉快と軽い痛みが丸いボールみたいになって、胸～肩～奥歯～耳の奥～こめかみ・・・へと通り抜けていきます。
その間、何とも言えない気分の悪さ（気持ち悪いのではない）と心臓のドキドキ、バクバクが起こって、こめかみからそのボールのようないや～な感じのものが抜けたらけろっとおさまります。

こんな時代だからネットで調べると、まったくそっくりな症状が狭心症の放散痛、というやつなんです。
でも、心臓だけに下っ腹（みぞおちのことも）から左こめかみにかけてその得体のしれない痛みのようなものが通り抜けるのが普通で、右抜けはないみたいです。

右側に出るから狭心症じゃない、というんだけど、じゃあいったい何だろう。

この間ね、映画を観ている時に起こったの。　実は。
以前は寝ている時だった。
それも安静時狭心症発作、というのと同じなんだけどな。

発作の出ている時だけしか確実な診断は出来ないって言われても、そんな発作いつ出るかも分からないし、心臓だとしたら検査入院して24時間ホルターつけて心臓の様子見しなくちゃならない。

何年か前、発作が起きたので病院に連絡してERで観てもらったけど、病院では発作が治まっていたので『左抜けだったら狭心症なんだけどな』でした（笑）

ちょっと気になるのでジムを休んで近くの内科に行きました。　ほんとは循環器内科なんだろうけど。
大きな病院で検査してもらうにしても紹介状もいるしね。
内科ではドクターが詳しく話を聞いてくれて血圧、血中酸素濃度測定、心電図、触診、聴診器での診察などなどを済ませて、狭心症じゃないと思うけれど、一応、お薬出しますって。
ニトロだよね、舌下錠の。
わたし、お守りがわりに持っておきたかったの。
発作が起きたらすぐに舌下にいれて、かまずに溶かしてください。　この薬はすぐに効きます。　効いたら狭心症、効かなかったら狭心症じゃないという事です。ってさ。

今度いつ発作が出るかどうかわからないけれど、発作が起きてニトロペンで自分で診断できるかもしれない。
いただいたキタムラの丸いポーチに、ニトロペンとメニエールの薬を入れていつでも持ち歩いています。
ニトロがあると思うだけで心強い。