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早見和真 著 ハルキ文庫 2021年 9月30日 第6刷
あ~面白かった。
吉祥寺の書店に務める契約社員の谷原京子 28歳。
彼女の語りで物語は進んでいく。
まず、この谷原京子が、等身大というか『いるいる』と思わせる女性なのだ。
出版不況がベースにあって、クレイマーもくれば売上に応じて本を納品してくる大手の版元もいて、忙しいのに契約社員だからごくごく薄給で日々のたうち回って人生を呪っているような状態。
勤め先の店長はバカで(笑) しょうもない朝礼ばかりを繰り返している。
店長だけではなく小説家もバカだし、『弊社』の社長もバカ。 営業もバカなら神様(これは神様みたいだと思っている人)もバカ。
回りがみんなバカすぎて、うつうつとしてみたり、退職届を鞄に忍ばせてみたり。
現場から見ると、み~んなバカに見える(笑)←それは私も思ったことがあった。
でも、一周回って私が一番バカだった。。。
という書店に関係するのをずらっと並べてみたら、、、、の面白い構成だと思う。
アナグラムも重要なポイントになっているし、さすがに本屋大賞にノミネートされただけはあるな、と思った。
この手の軽い調子の本、大好きだ(笑)
あ~面白かった。
吉祥寺の書店に務める契約社員の谷原京子 28歳。
彼女の語りで物語は進んでいく。
まず、この谷原京子が、等身大というか『いるいる』と思わせる女性なのだ。
出版不況がベースにあって、クレイマーもくれば売上に応じて本を納品してくる大手の版元もいて、忙しいのに契約社員だからごくごく薄給で日々のたうち回って人生を呪っているような状態。
勤め先の店長はバカで(笑) しょうもない朝礼ばかりを繰り返している。
店長だけではなく小説家もバカだし、『弊社』の社長もバカ。 営業もバカなら神様(これは神様みたいだと思っている人)もバカ。
回りがみんなバカすぎて、うつうつとしてみたり、退職届を鞄に忍ばせてみたり。
現場から見ると、み~んなバカに見える(笑)←それは私も思ったことがあった。
でも、一周回って私が一番バカだった。。。
という書店に関係するのをずらっと並べてみたら、、、、の面白い構成だと思う。
アナグラムも重要なポイントになっているし、さすがに本屋大賞にノミネートされただけはあるな、と思った。
この手の軽い調子の本、大好きだ(笑)
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