清水焼団地 陶器祭り

山科の一角、川田と呼ばれる所に『清水焼団地』があります。
アパート群なんか想像しないで下さいね。
清水焼きの窯元やギャラリー、販売店などが軒を連ねている所です。

ここが、年に一度、この夏場に『陶器祭り』を行ないます。　去年までは祇園祭りの山鉾巡行の翌日、18日から3日間開かれていたのですが、今年から日が変わりました。はい、今年は今日27日から三日間です。

京都は8月に入ってからも、五条坂で陶器祭りが行なわれるのですが、この五条坂は清水焼きのものの他に、全国各地の陶器が集まってきます。瀬戸、備前、美濃、志乃、信楽etc・・・。
規模は大きいのですが、グレードは下がるように思います。

で、私は・・・ほんと、ごめんなさい。ビンボー人にあるまじき所業ながら・・陶器、大好きです。陶器と匂い物は我慢できない人です。
ですから、毎年、ここの陶器祭りを訪れます。

普段、ちょっと恐ろしくて入れないようなお店が、ぐっと敷居を低くしてくれています。　値札をみれば端から一、十、百、千、万と、指を添えなければ読み取れないようなものすごい陶器が見放題。勿論、買い放題ですけどね。
だいたいいつもの7掛けから半額のお値段で売られます。
その他、よ～く目を凝らして見なければ分からないような、ちょっとした色むらなんかのあるB級品なんかもあります。

まさに狂喜乱舞の世界で、私は暑いのや歩き疲れるのを忘れて、片っ端から見て歩きます。
この日は、いつも閑散としている一帯がごった返します。安くなっているので京都の高級料亭の方があれこれ吟味して買っていかれる光景も目にします。
お財布の中には2万円しか入れません(でも、カードも入ってる)。だって、きっと持っていたら買ってしまいますもの。　清水焼きの陶器好きなら興奮のルツボだと思います。
DANは、せっかく本物が安く手に入る機会なので、ぱっと見分からなくてもB級品は買うな、と言います。
確かに・・・。
でもね、2万円って、コーヒーカップ１客だったり、サラダなんかを盛るのにちょうどいい頃合の大きさの盛り鉢が一つしか買えなかったりします。
つまり・・・それほど・・・いくら安くなったところで・・・もともとが高いのですが、あ～ごめんなさい。年に一度の贅沢でコーヒーカップひとつだけ買い、なんかしてしまいます。
他には私、何の贅沢もいたしません。服も宝石も要りません。だから・・・今年も行きます。買ってくるぞと勇ましく～♪