富田元治のブログ

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横浜市立中学2年女子生徒の自殺問題

2024年08月25日 | いじめ自殺事件
■横浜市立中学2年女子生徒の自殺問題の調査結果と責任者の処分。
 
横浜市教育委員会が、
学校が提出したいじめを認める報告書を取り下げさせていました。
また、報告書から「いじめ」の削除も指示していました。
「いじめ」を削除し、報告書を取り下げた責任者の処分は、
たった、減給10分の1の処分です。こんなもんです。


いじめ自殺が無かったことにした当時の横浜教育委員会の幹部は、
殆ど、定年退職をしてどこか天下りをしていますよ!きっと。
「いじめ自殺」を無かったことにした横浜市教育委員会の
当時の幹部の氏名を公表することです。
幹部の氏名を公表すること、これが再発防止策です!!

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♦2020年3月、横浜市の中学2年の女子生徒がいじめが原因で自殺した問題で、
外部の弁護士らが2024年8月23日、調査結果を公表しました。
また、横浜市教育委員会が、
いじめがあったと認める報告書を取り下げるよう指示するなど、
不適切な対応があったことも明らかにしました。

これを受け、横浜市教育委員会は関係者の処分を発表しました。
2020年3月、横浜市の中学2年生の女子生徒が自殺したことを受け、
市の第三者委員会が調査を行い、いじめとの因果関係を認定したうえ、
学校や教育委員会の対応に誤りがあったと指摘しています。

調査結果では、女子生徒が自殺したあと、
いじめがあったことを認める内容の報告書が、
学校から提出されたにもかかわらず、
教育委員会は「事実確認ができていない」などとして、
取り下げさせていたことが明らかになりました。

また、学校側が行った別の調査の報告書から、
教育委員会が「いじめ」というキーワードを削除するよう
指示していたということです。

調査結果を受け、横浜市教育委員会は当時、
部長だった職員を減給10分の1の懲戒処分、
すでに退職した幹部や校長らを減給や戒告に相当するとしました。

横浜市教育委員会は「あってはならないことで、
再発防止策をしっかり行っていく」としています。

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==謝罪する市教委幹部ら(8月23日、横浜市役所で)==。

市教委はこの問題で、2人を減給10分の1(1か月)、
3人を戒告の懲戒処分とし、3人を文書訓戒とした。
「本当にあってはならないこと。再発防止策を打ち立て、
二度とないようにしていく」。
市教委の山岸秀之総務部長は厳しい表情で語った。

こんな軽い処分ばかりだから、
何事も無かったことで済ませてしまうのです。
再発防止策は当時の幹部の氏名を写真付きで公表することです。
幹部の氏名を写真付きで公表すること、これが再発防止策です!!



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「下着を脱いでこい!」 積水ハウス社員の“卑怯な要求”

2024年08月13日 | いじめ自殺事件
「下着を脱いでこい!」下請けの女性に強制わいせつ、
積水ハウス社員の“卑怯な要求”
==2021年11月23日 週刊女性==



==藤本慎也容疑者(本人SNSより)==



積水ハウス(株):藤本慎也被告

2021年11月8日、岡山中央署は強制わいせつの疑いで
積水ハウス岡山支店に勤務する藤本慎也容疑者(39)
と藤本夏容疑者(26)を逮捕した。


積水ハウス社員、下請け業者の女性社員に「下着を脱いでこい!」

上司と部下の関係である両容疑者は、2021年10月21日の午後10時55分
ごろから翌22日の午前1時40分までの間に、
同社の下請企業に勤める30代女性・A子さんと岡山市内のバーで飲んでいた。

すると、藤本夏容疑者(26)容疑者がA子さんに対してこんな要求をする。

「向こうの席でブラジャーとショーツを脱いでこい。
藤本慎也がいるんだぞ、わかっとるな!」

A子さんは嫌々ながらも上着とシャツを着たままブラジャーと
ショーツを脱いだ。

彼女が席に戻ると、両容疑者はその両隣に密着してA子さんが
身動きできないような状態で座り、胸などを触ったり、
スカートの中に手を入れたりと、わいせつな行為をしたという。


「A子さんは下請企業という無理を拒みにくい立場。
両容疑者はみずからの地位を利用して、わいせつ行為を行っています。
A子さんから被害届けが岡山中央署に出されて、警察が動き出したわけです」(全国紙社会部記者)


3人は1軒目に居酒屋で飲んだあと、2軒目のバーに移動。
そこで事件が起きた。

「酒に酔った勢いでの犯行と思われますが、藤本夏容疑者の言動から
“上司と部下のあうんの掛け合い”とも受けとれる。
日常的にやっていたかもしれませんね。


現在も取り調べは続いているが、
両容疑者の勤務先である積水ハウスはどう対処しているのか。

「弊社の社員2人が逮捕されたことは、警察発表や報道で知った次第です。
事情を調べようにも、当人たちがまだ収監中のため、
まったくできていない状態です」
と同社広報担当者も困惑のようす。


両容疑者に聞き取りができないためか、
同社ホームページではいっさいこの不祥事について触れられていない。
(11月22日現在)。







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熊本県和水町(なごみまち)、和水町立中学3年生の自殺事件。

2024年07月26日 | いじめ自殺事件
熊本県和水町(なごみまち)、和水町立中学3年生の自殺事件。
自殺した生徒の父親が、初めて山鹿市で講演しました。

2024年7月26日(金)の熊日新聞をスキャンしました。(下の画像)。





熊本県和水町(なごみまち)立中学3年生の自殺事件。
自殺した生徒の父親が、初めて山鹿市で講演しました。
2024年7月26日(金)の熊日新聞をスキャンしました。(上の画像)。


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熊本県和水町(なごみまち)・いじめ自殺事件 NO1。

和水町の中学3年生が20012年7月に自殺しました。
自殺のあった15日後に、和水町教育長がいじめはなかったと報告書を出しました。
学校も教育委員会もいじめはなかったと主張していました。
第3者委員会の報告書が、和水町のホームページに公表されました。(5月30日)
 
第3者委員会の報告書 ←クリック。

いじめはあったのです。
いじめられて、耐え切れずに自殺したのです。
学校も教育委員会も、何を恐れていじめを隠すのでしょう~?
子供達がいじめに耐えられず、自殺するのです。
 
いじめはあったが、自殺との因果関係は分からない。
馬鹿な! いじめに耐えられないから、自殺するのです。
 
大人社会も、いじめ、リストラ、非正規社員、年間3万人も自殺しています。
先進国の中で、NO1の自殺者数です。
 
学校も教育委員会も、いじめを認め、公表するべきです。
マスコミも、熊本県北部の中学生などと校名を伏せず、
熊本県和水町立の中学3年生が自殺した、と報道するべきです。
 
世間は、いじめられて自殺したと思っています。
いじめは無かったなど、世間を欺く報道などするべきではありません。
いじめられるから、自殺するのです。
 
学校も教育長も、何が怖くて、いじめは無かったと公表するのでしょう~?

『お前たちがいじめたから、自殺したんだ。お前たちは人殺しだ。』
『いじめを見て、止めなかったお前たちも人殺しだ。』
と、子供達を怒鳴るべきです。
怒鳴る勇気も無い校長と、教育長が、陰湿ないじめを育てています。
 
いじめは無かったなど、子供たちが反省するはずが無い。
いじめられて、耐え切れずに自殺した。いじめた奴は殺人者です。
 
 
 
 「小泉純一郎」が言い放った自己責任が、日本社会を覆いつくしています。




日本歴史上最大の極悪人・小泉純一郎と竹中平蔵。


 
日本歴史上最大の極悪人・小泉純一郎と竹中平蔵。

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いじめを苦に自殺した札幌・中1女子生徒の両親が札幌市を提訴。

2024年07月06日 | いじめ自殺事件
いじめを苦に自殺した札幌・中1女子生徒の両親が札幌市を提訴。
「娘を死に追いこんだ責任を自覚して」6500万円の損害賠償。
== 2024.7/5(金) 配信 HBCニュース北海道 ==


2021年に自殺した札幌市の中学1年の女子生徒がいじめを受けていた問題で、
学校側が2年以上にわたっていじめ被害を放置したとして女子生徒の両親が、
7月5日札幌市に対し6500万円の損害賠償を求めて、
札幌地裁に提訴しました。


札幌の市立中学校に通っていた当時中学1年の女子生徒は、
2021年10月「いじめを受けた」という内容の遺書を残し、
自ら命を絶ちました。

訴状によりますと、両親ら原告は、女子生徒がいじめによりうつ病を発症し、
それを学校側が放置したことで症状が悪化して自殺に至ったと主張。


学校側が遅くとも小学6年生の卒業前に女子生徒が学校の屋上に
飛び出し自殺を図った時点で、
健康状態の悪化を認識していたにもかかわらず、
被害の相談を軽く聞き流すだけで心理的ケアや加害者への指導を行わずに、
およそ2年間いじめ被害を放置し続けたとして、
札幌市におよそ6500万円の損害賠償を求めています。


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「小泉改革」が創り出した「自己責任社会」が日本社会に浸透しています。
いじめを見ても、知らないふり、これが「自己責任社会」を生き延びるすべです。
「政治・小泉改革」が創り出した「自己責任の格差社会」です。


「自己責任社会・格差社会」に対する「うっぷん晴らし」は、
いじめの標的・対象を創りだすことです。

「小泉純一郎、竹中平蔵」が、創り出した「自己責任のいじめ社会」を、
テレビで報道することです。

そして、「小泉改革」以前の日本社会を取り戻すことです。

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提訴にあたり、女子生徒の両親はコメントを発表しています。

△父親のコメント(一部)
娘はもう戻りません。
これまでの市教委の対応も含めて、私たち家族の精神状態はもうぼろぼろです。
いじめによって命を絶った娘への代償は計りしれません。
元担任を含め、学校の先生方や市教委には、
娘を死に追い込んだことについて責任を自覚し、
償ってほしいと思っています。


△母親のコメント(一部)
私は、もう二度と、娘の成長をそばで見守ることができません…
ずっといじめられ続け、いじめ被害を訴えても先生方が誰も
助けてくれなかったことで、
どれだけ娘が悩み苦しんでいたかと思うと、悔しくてなりません。


大部分が「黒塗り」のまま公表された調査報告書(去年12月)



大部分が「黒塗り」のまま公表された調査報告書(去年12月)


女子生徒の自殺をめぐっては、去年12月、第三者委員会の調査報告書が公表され、
女子生徒が小学生のころからいじめを受けていたことが明らかになりました。

しかし、この報告書の大部分が「黒塗り」で、
女子生徒がどんないじめを受けていたかなど具体的な内容は伏せられました。
そのため両親はいじめの再発防止のために開示を求めると、
今年2月改めて公表された報告書には、以下のようないじめの内容が記されていました。

▽小学校の時、仲間外れや「どれい扱い」されていた。

▽中学入学後もいじめは続き、髪を引っ張られたり、靴を踏まれたりした。

▽自殺する4か月ほど前「ねえねえ、なんで息してるの?」「首つって死んで」などとSNSのメッセージを受け取っていた、など。


また報告書では、学校側の対応の不備も指摘しています。

▽小学6年時のアンケートで、いじめ被害を訴えていたにもかかわらず、
学校や学級担任は面談などを怠る。
面談などを怠る? 馬鹿な!面談もせずにほったらかしです。

▽小学6年時に女子生徒が「飛び降りる」「死にたい」と訴え、
屋上に上がろうとした際、学級担任は女子生徒の「いたずら」として処理する、など。

提訴を受けて、札幌市教育委員会は、訴状が届き次第、
対応を検討するとしたうえで
「基本的にいじめはあってはならないことだと考えております。
悲しい事故を二度と起こさないよう、
未然防止に誠心誠意取り組んで参ります」とコメントしています。

■誠心誠意の意味も分からず、コメントしているとしか思えません!




〇 学校や自治体についての記述はありますが
いじめを行っていた主犯格の子供たちはどうなったのでしょうか。
その子供たちがなんの反省もなく笑って生きているのだとしたら…
なんとも言えない感情になりますね。
どんな理由があろうがなんだろうがいじめは絶対にダメだという事を
大人がしっかりと教育するべきです。
次の被害者が出る前にしっかりとした対応をしてほしいものです。

コメント

旭川女子中学生凍死事件は「いじめが原因」。

2024年06月30日 | いじめ自殺事件
この女子中学生凍死事件は殺人事件です。
殺人犯を見逃し放置した学校、教育委員会は共犯者として逮捕するべきです。
学校、旭川の教育委員会の責任者は万死に値します。





「小泉改革」以降、何もかもが「自己責任」にされてしまい、
責任者の存在価値が消えてしまいました。
現在の国のリーダー「岸田文雄・首相」がいい例です。

こんな「自己責任社会」を創り出した「小泉純一郎、竹中平蔵」の
極悪人を市中引き回しの刑にかけ、「小泉純一郎、竹中平蔵」の罪を、
公にする必要があります!!






「小泉改革」のトリクルダウン・富の一極集中政策は、
自己責任の基、おおいに行うべきだ。
「小泉改革」が創り出した格差社会を益々拡大させる!(岸田文雄・談)

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「娘の遺体は凍っていた」発見から3年。 
旭川14歳少女イジメ凍死事件とはなんだったのか
==「文春オンライン」特集班==2024.03.25






北海道旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(14歳)が、
壮絶なイジメを受けた末、行方不明になったのが2021年の2月13日。

それから1か月以上が過ぎた3月23日、雪に覆われた公園で、
廣瀬爽彩さんは変わり果てた姿で見つかった。

警察による検死の結果、死因は低体温症。
失踪当日に亡くなった可能性が高いという。
それから丸3年の月日が経過した。


2022年9月に提出された第三者委員会の報告書は、
廣瀬爽彩さん(14歳)の死とイジメの因果関係を否定している。

しかし遺族はこの報告に強く反発し、
旭川市長もその意向をくみ再調査を命じる事態になった。

新たな調査委員会が3月末に再調査を終える予定と発表されているものの、
調査結果の公表時期などは未定となっている。
この問題が解決に向かう道筋はまだ見えていない。


「文春オンライン」は、廣瀬爽彩さん(14歳)が亡くなった
2カ月後の4月から事件を報じ続けてきた。

このいたましい事件を風化させないため、記事の中から一部を再公開し、
改めて卑劣なイジメの実態を明らかにする。

14歳の少女を死に追いやった陰惨なイジメ。
廣瀬爽彩さん(14歳)の遺体が発見されたのは2021年3月下旬。
その1月ほど前の2月13日に母親の留守中に自宅を飛び出し、
行方不明になっていた。

ボランティアなどが懸命に捜索を続けたものの、
雪解けが進んだ旭川市内の公園で変わり果てた姿で見つかったのだった。
取材班が遺族やその支援者への取材を進めていくと、
爽彩さんはかつて通っていた中学校でイジメにあっていたことが分かった。


爽彩さんが受けていたイジメの壮絶な内容は「ママ、死にたい」
自慰行為強要、わいせつ画像拡散……

爽彩さんが受けていたイジメは想像を絶するものだった。
爽彩さんは2019年に旭川市の中学校に進学し、
間もなく上級生などからイジメを受けるようになる。

裸の写真を送るように強要されたり、
早朝4時に呼び出されたりするなどといったイジメが続き、
爽彩さんはPTSDを発症した。

爽彩さんの母親は何度も担任の教員に相談したが
担任はイジメではないと問題に対処する意思を見せなかった。

爽彩さんへのイジメは次第にエスカレートしていき、
複数人の前で爽彩さんに自慰行為を強要するといった事態に発展した。

その頃には、爽彩さんの精神は限界を迎えていたのだった。
取材班はイジメを受けていた爽彩さんが驚きの行動に出ていた事実を掴む。

上級生による陰湿なイジメが始まってから数か月たった2019年の6月、
爽彩さんが市内を流れるウッペツ川に飛び込むという事件が発生する。

イジメグループが爽彩さんに強要したわいせつ画像を
拡散すると脅したことが端緒だった。
目撃者の通報により、警察が出動する事態にまで発展。
これによって警察も爽彩さんがイジメの被害者であることを認識する。

イジメグループの何人かは聴取を受けたものの、
14歳未満のため刑事責任を問えず、最も重い処罰でも厳重注意にとどまった。

爽彩さんのわいせつ画像は警察の手を通して削除させたものの、
イジメグループの一人がバックアップから復元し、
再び画像は流出してしまうことになった。

結局、爽彩さんは転校を余儀なくされ、市内の別の中学校へ通うことになる。
しかし、医師の診断により爽彩さんはPTSDになっていることが判明する。

新しい中学校に通うこともほとんどできずに
自宅で引きこもりがちになってしまった。


加害生徒が取材班に漏らした衝撃の言葉。

取材班は旭川市内に住むイジメグループの元生徒たちに取材を試みた。

すると、保護者同伴、もしくは保護者が代理をする形で、
計5人の元生徒が取材に応じた。

「イジメではなく悪ふざけ」「正直何も思ってなかった」と
イジメの事実を否定したり、
爽彩さんの死に責任を感じていないような返答をする元生徒がいる一方で、
一部の保護者からは「子どもも反省している」といった回答もあった。
中には、爽彩さんの家庭に問題があるようなことをほのめかし、
責任の転嫁をしようとする発言もあった。


爽彩さんの母親は家庭環境の問題を否定しながら、
「イジメの加害者に不幸になってほしいとは思わない。
ただ、反省はしてほしい」と静かに語った。


「加害者にも未来がある。学校は責任は負えない」旭川イジメ14歳凍死。

中学校教頭が母親に告げた言葉では爽彩さんが通っていた中学校が
イジメ問題に対し、あまりにも杜撰な対応をしていたことを明らかにした。

爽彩さんがイジメを受けた時に通っていた中学校の対応に
問題はなかったのか、取材班は取材を続けた。

すると、中学校は母親の度重なる相談にもまともに取り合わず、
杜撰な対応を続けていたことが分かった。
爽彩さんが川に飛び込みをした事件の後、中学校教頭が、
「加害生徒にも未来がある」といった内容の発言をしていたことも分かった。


そして、爽彩さんが通っていた中学校で行われた「謝罪の会」が
紛糾したことも明らかになった。

中学校は弁護士の同席に難色を示し、
教員が話し合いの場に同席することはなかった。
そして、加害生徒の中には「証拠はあるの?」と
反省する様子が全く見られない生徒もいたという。


遺族とその弁護士が中学校に加害生徒への聞き取り調査の結果を
開示するよう請求しても、市教育委員会と中学校は応じることはなかった
という。
取材班が担任だった教員に取材を試みるも、
「個人情報なので」とまるで他人事のような返答が返ってくるだけだった。

こういった学校側の対応は問題ではなかったのか。
爽彩さんがイジメにあっていた学校の当時の元校長を取材班は直撃した。
校長は2時間にわたって取材に応じた。

元校長は「いたたまれない」と爽彩さんの死を悼む発言はあったものの、
イジメがあったという事実は「そこまで至っていない」と
一貫して認めなかった。
あくまで加害生徒たちの行動を「トラブル」と称し、
それに対しては指導を行ってきたと主張した。

元校長は取材の中で「子供は失敗する存在です。
そうやって成長していくんだし、
それをしっかり乗り越えなきゃいけない」と語ったが、
爽彩さんの母親は、
「警察に犯罪行為と認められてもイジメじゃないと
まともに取り合ってくれないのなら、親はどうすればよいのか」
と肩を落としていた。


爽彩さんが通っていた中学校は一貫して
イジメの事実を認めようとしなかった。しかし、報道から1週間後、
ようやく旭川市はイジメの再調査に乗り出すことを発表した。

その直後に行われた中学校での保護者説明会では爆破予告もされ、
パトカーも出動する異例の事態となった。

質疑応答では学校側の煮え切らない回答に
保護者側の質問もヒートアップしていった。

文春オンラインの記事の内容を見て僕は涙が出た。
この学校に子供を通わす親として、本当に大丈夫なのかと。
それに事件に関して何の説明もない。
あのおぞましい行為をイジメじゃなかったと判断している学校。
この中途半端な説明会でどれだけみんなが納得すると思いますか。


ある保護者はこう怒りをあらわにした。
保護者の中には学校の態度に怒り、途中退席するものも大勢現れ、
次第に怒号が飛び交う事態となった。
爽彩さんの担任だった教員や教頭は一度も頭を下げることは無かったという。

この保護者説明会の翌月、旭川市は第三者委員会を設立し、
爽彩さんが受けていたイジメについて調査を開始した。
しかし、発足から1年4か月も経ってようやく提出された調査報告書は、
遺族にとって到底納得できるものではなかった。
遺族側は強く反発し、旭川市は新たな第三者委員会を立ち上げ、
再調査を始めている。
一日でも早く、爽彩さんの無念が晴れることを願わずにはいられない。


徹底検証・旭川いじめ①学校はなぜ?【報道特集】

 




大量の紙切れが貼りつけられた女子生徒の机と椅子。
写真を撮った後、そのまま午後の授業を受けたという。
(2016年9月30日、家族提供)

このいじめが、仲間同士のじゃれあいだそうです。
いじめられた女子生徒は、この状態で授業を受け、そして自殺未遂です。
担任教師が言う”仲間同士のじゃれあい”の中で授業を受けた女子生徒。
この状態で、平気で授業を行う教師。
自殺未遂の女子生徒は、死んだ方が良かったと言っているそうです。



第2部
「ママ、死にたい」自慰行為強要、わいせつ画像拡散……
氷点下の旭川で凍死した14歳女子中学生への“壮絶イジメ”《発見から3年》。
==「文春オンライン」特集班==
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