カイジ ・ファイナルゲーム (2019)
映画好きの日置さんから電話でした。
『ganさん、カイジ ファイナルゲーム ば、観に行きなっせ』 と。
〈俺は、漫画の第1巻ば、読んだばってん、俺には合わんばいた〉。
『いや、ganさんな、胸んスートするばいた』。
〈なんなそりゃ~〉。
『竹中平蔵をカイジがやっつけるとたい、観に行きなっせ!』
ネットで調べると、極端に評価の低い映画です。
日置さんが薦める映画に ”はずれ” はありませんから、観てきました。
10年後の日本社会を舞台にした〈カイジの世界〉”命を懸けたギャンブル”でした。
政府の有識者会議のメンバーであり、
派遣会社の社長である吉田鋼太郎とカイジのギャンブルが描かれています。
ギャンブルの裏では、国の借金をゼロにする〈預金封鎖と新札発行〉が絡み、
政府要人たちが私腹を肥やすたくらみをしているのです。
1,500兆円まで膨れ上がった国の借金を返すには、
国民の貯金1,500兆円で返すしか方法がないのです。
その為の〈預金封鎖、新札発行〉が描かれています。
実際、2024年には新札の発行が決まっています。
そして、預金封鎖は閣議決定で、いつでもできます。
カイジ ・ファイナルゲーム は、10年後の格差社会の暗示かも~?
安倍内閣の未来投資会議の重鎮であり、
派遣会社パソナの会長である竹中平蔵と
カイジの戦いを描いたギャンブル映画でしたね。
日置さん曰く、格差社会を創った竹中平蔵のことをみんな知っていますよ!
gangee曰く、いや、まだまだ、ごく一部の人しか、
竹中平蔵が派遣会社の経営者だと知っていませんよ!
竹中平蔵を大学教授の偉い先生だとしかマスコミが報道しませんから。
竹中平蔵は、労働者を低賃金の派遣社員だらけにし、
自らは派遣会社を経営し、労働者から7割も搾取しているのです。
(映画の中では7割の搾取でした)。
竹中平蔵が、安倍内閣の未来投資会議のメンバーである限り、
日本の格差社会は益々拡大するばかりです。
今日は、格差社会を描いた”パラサイト、半地下の家族”を観てきます。
今年のアカデミー賞にノミネートされた映画です。
昨年、”万引き家族”が賞を取れませんでしたから、
今年は、”パラサイト 半地下の家族” か、”ジョーカー” が
アカデミー賞を取るかもしれませんね!
気候温暖化防止を叫ぶ少女ように、
格差社会解消を叫ぶ少女が出てきて欲しいものです。
そして、竹中平蔵が、労働法を改悪し、自ら派遣会社を経営し、
派遣社員から搾取している事実を、マスコミが報道して欲しいものです。