グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

真夏に咲く一輪の向日葵

2010-07-13 23:48:31 | 国内政治

土砂降りの雨。豪雨。夏の反乱は、まだ、治まらぬ。荒れ狂う海、厚い雲に覆われた真っ黒な空。

先日の選挙では、「たちあがれ日本」に比例で投票したと書いた。選挙速報を見て、死票かとがっかりしたが、国を憂う者達の皆の力が結集し、片山虎之助氏が1議席を獲得した。あれだけ、テレビで馬鹿にされ、ネットで「老人政党」と揶揄され、自民党を脱出した卑怯者の烙印を押されたにも、関わらず、先見の明を持った有権者が居た事に、日本も目覚め始めたなと感じた。

 

 

 

 だが、今日は、政治の事は置いておこうと思う。以下の虐待事件で、初公判が開かれた。

----------------------------------------------------

■大阪市西淀川区で昨年4月、母親の松本美奈被告(35)と内縁の夫、小林康浩被告(39)から虐待を受け死亡した小学校4年生だった松本聖香さん(9)の事件

 

 3被告は4月4日夕、小林被告の長男(6)を連れて外食。自宅を出る際、玄関に衰弱して倒れていた聖香さんが「私も連れて行って」と懇願したが、誰も聞き入れなかった。「顔はひどく腫れ、青あざだらけで、口の中が血だらけだった」と供述している。

 

 4人が午後10時半頃に帰宅した際、聖香さんは玄関に横たわったままだった。小林被告は聖香さんが、失禁していることに気づいて激怒、聖香さんを台所まで引きずり、暴力をふるい始めたという。

 

 杉本被告は「何回も踏み付けたり、頭などを殴りつけたりしたほか、首も絞めていた」と供述。その後、小林被告が聖香さんをマンション前の路上に放り出したため、美奈被告が連れ戻したが、小林被告はさらに聖香さんに暴行を加え、ベランダに放置。翌5日夕、一人で自宅にいた小林被告が、ベランダで死亡している聖香さんに気づいたという。

 

----------------------------------------------------

7/13 松本聖香さん殺害事件の初公判

 「被告が反省しているからといって、罪が軽くなるのはおかしい。たとえ極刑でも心が晴れることはないが、厳しい判決を求めたい」。聖香さんの祖父、佐光健治さん(61)、祖母の真佐子さん(61)とともに初公判を傍聴した実父の哲也さん(39)は、厳しい口調で語った。

 

 聖香さんの姉(11)と双子の妹(10)は、仏壇の水や花を毎日取り換え、線香を上げる。家を出るときには「行ってきます」、帰ってくれば「ただいま」と声をかける。今も聖香さんとともに生活しているかのようだという。

 

 5日前の七夕、姉妹は短冊に「聖香と遊びたい」と願いを書いた。哲也さんは「本音ではやっぱり寂しいんやろうな」と思いやる。

 

 哲也さんらは12日朝、姉妹を小学校に送り出した後、裁判所に足を運んだ。

 

 15日には、哲也さんの意見陳述が予定されている。哲也さんは「聖香がふびんでならない。どうして聖香が死なければならなかったのか、なぜ守ってやらなかったのかという気持ちをぶつけたい」と力を込めた。

 ----------------------------------------------------

被害者 聖香さんは、わずか九つで、亡くなった。実の母親とその間男が共謀して、殺害した。死ぬ直前「ひまわりを探しているの・・・」と、うわ言のように、つぶやきながら、その小さな命は、天に召された。

 

悪人が、この世に、はびこっているのに、死刑をせず、人権擁護を訴え、未だ大臣の椅子にのさばる千葉。おまけに、人権擁護や夫婦別姓は否定されていないだと。否定されてないじゃない!、肯定されていないから、落選したんだろうが!全く、勘違いも甚(はなは)だしい。

 

おっと、横道に逸(そ)れた・・・・。それにしても、こうした虐待は、全く止まらないな。何で、9歳の子供にここまで出来るんだ?以前も「熱湯風呂」とかバラエティのマネで、1歳の子供の足を大やけどさせた、母親が逮捕されたが、自分で沸騰したお湯を足にかけて見れば判るだろう?自分以外の他人の卑(いや)しめる事でしか、自分のアイデンティティを保てないのかねぇ?恥知らずが!

 

昔は、町角で、おばちゃん達が井戸端会議をやってる。噂話が大好きなおばちゃん達は、他人の悪口に暇(いとま)が無い。まあ、その程度のレベルでしか、物事を把握出来ないから、TVのバラエティも低俗化し、下品に成り下るんだが。

 

こんな社会を止めたければ、悪口に、因果応報へと繋がると、知るべきだと思う。悪口と言うのは、実際、自分の口から出る。そして、他人に話していると思っているが、実は、自分の耳に入る。その堂々巡りが、やがて、その人の人格を歪めていく。

 

歪んだ人格が、他人を支配しようとし、排他しようとし、このような虐待が始まるのだ。小さな命は、自分も同じように歩んだ道。小さな手で、何かを捕まえようと必死だ。小さな瞳は、見る物を追い、その正体を知ろうと躍起になる。我侭(わがまま)は、大人になりきれない自分だ。我侭は子供の特権なのだ。

 

間もなく、夏が来る。青き空に、白い入道雲がそびえ、そこには大輪の向日葵が咲いている。向日葵を探し続けた、聖香さんが望んだ、優しかった頃の母の面影が、そこにある。

 

■関連リンク

虐待死の恐怖救え 聖香さん事件1年、厳罰化訴え遺族ら署名活動

まさか死ぬとは思わなかった(馬鹿か!)