ようやく夏の暑さも和らぎ、涼しい秋風が頬を伝う昨今。三笠フーズという、とんでもない殺人会社が、カビ毒「アフラトキシン」、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」入り米を食用に転用した事件は、今日までの日本人の肝臓ガン死亡率を向上させたのではないかと疑ってしまう。
これを見抜けなかった農林水産庁も馬鹿だ。こうした役人が、自分で率先して食べて、肝臓ガンだらjけになったら、ようやく事態の大きさに慌てふためくであろう。こんな日本人に毒を盛るような卑劣で自己保身に走る意地汚い会社は、潰れてしかるべきであり、この犯罪会社の親玉 冬木三男という男は、どう責任を取るつもりなのか、怒りに腹の虫が収まらぬ。
それに加え、元大蔵大臣だった竹中平蔵は、「20代が日本を滅ぼす?!」などと平気で言っている。また、経団連の連中は消費税を10%に上げろと政府に要求している。
【ダイヤモンドONLINEより】
http://diamond.jp/series/nippon/10021/
【読売ONLINEより経団連消費税10%要望へ】
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080909-OYT1T00114.htm?from=main5
竹中氏は、食物連鎖の図を書けるのだろうか?食物連鎖を小学校で習うはずであるが、これは、お金の流れと言い換えても当てはまる図だ。無論、今のようなグローバル経済の中にあって、株、FX、先物取引といった、実態の無い商品も数多く存在し、その流動性を考慮すべき点はあるが、大雑把な見方をすれば、食物連鎖の図は、お金の流れを見るのに、とてもわかりやすいはずだ。
今の若者が、消費しないのは、未来が暗いからだ。夢を追いかけろというが、現状の日本の将来を見据えて考えると、「年金崩壊」「社会保険の保険料負担の増加」「税金の増加」「老人の増加」「極端な貧富の差と上下格差社会への懸念」「国際的な価格競争力の低下」「技術の低下」と不安材料が多すぎる。
結局、今の老人達を潤し、生かすために、働かされているのが、若者達じゃないのか?挙句、自分の椅子にしがみ付き、非正社員の正社員化を推進しない企業達。非正社員でお金のない若者が、新車なんて買ってくれるのかね?デジタルカメラやプリンターを買い換えてくれるのかね?家族も持てないような、金しか渡さず、プールし続ける意地汚い連中がいるから、お金の流動性を失って経済も停滞しているのだよ。
お金は、プールし続けても、何れ、水と同じように生ものだから腐る。それは、腐敗臭を放ち、結果、自分のところにお金が集まらなくなるのだよ。常にその水入れ替えるように絶え間なく流せば、何れ自分の下へ帰ってくる。これが食物連鎖の図になるのだ。
値上げだの、消費税を上げるだの、その前に雇用の安定供給、給与の見直しをしたらどうなのか。技術の海外流出を防止し、更なる技術革新や企業理念の継承を速やかに行うべきだろう。自分の会社で働いてくれる社員は、同時に顧客でもあるのだ。それを無視し、消費の低迷を20代の人間の所為にするなど言語道断じゃないのか?
不安を打ち消す対策を実行し、実績に変えてから、消費を促せ!政治も官僚も、経団連の連中もだ!そう言った日本を守ることすら、出来ていない連中に日本を語る資格などない!少しは国内回帰をして、日本を立て直すように考えるべきだと思うのである。