ステップ6では、シャーシーにエンジン等を組み付けます。ガルパン仕様への改変も加わりますが、改造修正の全体像がまだ掴めないので、一部のパーツの組み付けや改造は保留としました。シャーシーの左右外側に取り付ける蓄電池や圧力調整器などです。
劇中車は、BM-13ロケットランチャーユニットの取り付け位置が、実際の車輌よりも低い位置にあります。シャーシーの後端もカットされていて存在しないので、シャーシー部分の組み立てを、どこまでガイド図通りにやれるかは、軸部の仮組みが可能となる段階まで分かりません。
軸部の組み付けそのものは、ずっと後のステップ12以降に実施します。その際に、ステップ6のシャーシー部分における改造および修正箇所を見極めたいと思いますので、ここでは出来る範囲での組み立てにとどめました。
最初に、ラジエターを組み立てました。この部品一つでも、5個のパーツから成ります。
組み上がりました。
シャーシーの上部構造材の組み立てを行いました。BM-13ロケットランチャーユニットの取り付けにおいては不要となる部分であるように思えましたが、とりあえず組み立てておいて、後で全体の仮組みを行う際にあらためて検証することにしました。
とりあえず組み上がりました。キット本来の姿はトラックですので、上図の架台の上に荷台部分が載る状態ですが、それが高い位置におさまっています。劇中車のBM-13ロケットランチャーユニットは、荷台よりも低い位置にセットされているため、上図の架台パーツは不要になるかもしれません。
続いて、シャーシー前部にラジエターとエンジンを組み付けました。細かい所までよく表現されてるなあ、と改めて感心しました。このようなインテリアパーツに関しては、海外メーカーの製品の方がよく出来ている、という印象を受けます。国産メーカーの製品に戦車や軍用車輌のフルインテリアキットをあまり見かけないせいもあるでしょうか。
この組み立て作業をやっている時に、模型サークルの先輩N氏から電話がありましたので、ついでに制作の進捗状況を話しました。すると先方は、「エンジンは完成後も見えるようにするのか?、ボンネットのハッチとか開けるとか」と言ってきました。
いや、まだそこまでは考えて無いんですが、と答えると、「そのトラペのキットは結構精巧で出来も良いはずなんで、エンジンとかを完全に見えなくしちゃうのも、もったいないかもね・・・」と言われました。
確かに、見応えのあるエンジンパーツなので、完成後に見えなくなってしまうのは、ちょっともったいない気がします。ガイド図を見ると、ステップ19にてボンネットハッチを開いた状態に仕上げる場合の図が添えられてありました。ボンネットハッチだけでなく、運転席および助手席のドアも開閉を自在に選べるようです。
それで、どうしようかな、としばらく思案しました。ピットマルチを使って開閉自在にしてみようか、と考えましたが、その最終判断は後送りにしました。今回の製作は、色々と変更点が多いので、組み立て作業も慎重に進め、迷う箇所にあたれば、組み立てや取り付けを保留にしました。
この調子でゆくと、後のステップで追加作業が幾つか増えることになります。 (続く)