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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く その3  桔梗信玄餅と南部橋

2018年03月21日 | ゆるキャン△

 内船駅の斜め向かいに、上図のお店がありました。「桔梗信玄餅」と書かれた幟が店先にはためいているのを見て、ああ、「ゆるキャン△」に登場していたあの郷土菓子か、と気付きました。

 

 店内に入り、お店の方に話を伺い、「桔梗信玄餅」の販売コーナーも見せていただきました。先方も「ゆるキャン△」の事は御存知で、最近ファンの方が買いに来るようになってね、今までそんなこと全然無かったのにね、有り難いことです、等と笑顔で話していました。

 

 常温での持ち帰りも出来るそうなので、記念に上図の6個入りの青い袋を購入しました。バラ売りはしておらず、30個セット、20個セットというように箱入りで販売されており、6個セットが最小単位であるそうです。

 

 中身は、アニメに出ていたそのままの姿です。私自身はこれは初めてでしたので、食べ方を訊ねると、アニメで大垣千明が説明していたのと同じ内容を教えられました。一番良いのは、菓子皿に移して餅にきな粉を厚くつけるのみで食べる、だそうです。添え付けの黒蜜は、かけるも良し、かけないで他の和菓子にかけて楽しむのも良し、だそうです。

 

 アニメでも、「野クル」の三人が美味しそうに食べていましたね。私自身は、帰りの列車の中で食べました。

 

 さて、次の列車までまだ30分余りの時間があったので、もう一ヶ所の聖地へ行ってみることにしました。駅横の大きな案内図を見て、方角と位置と距離とを確かめました。歩いて10分ぐらいで行けそうだと分かりました。

 

 駅前の通りを北へ進みました。上図のT字交差点があり、直進すれば身延方面に向かいます。左折すると、富士川に架かる南部橋を渡って、西側の街区へ向かいます。

 

 交差点の辻に立つ、地元のスーパーの位置表示看板です。見てすぐに、原作コミック第6巻の30ページ4コマ目に出ている「ハギノ」の元ネタだな、と気付きました。富士川の西側に位置しているようですが、これに関して各務原静花が「すぐそこの」と表現しています。各務原家は富士川の西側の街区に属していることが分かります。
 そして、その位置は富士川に歩いていける程に近いようです。原作コミック第1巻の170ページの四コマストーリーにて、各務原なでしこが家にあったロッキングチェアを持って川へ走って行くシーンがありますが、姉の桜に「どこ行くのよ」と聞かれて「そこの川ーっ」と応じています。

 

 今回は、西側の街区まで行く時間的余裕がありませんでしたので、南部橋までの往復にとどめましたが、御覧の通り、長い立派な橋梁です。

 橋の中央辺りまで行き、悠々と流れる富士川の流れと、それを包み込む甲斐南部郷の景色をしばらく眺めました。

 

 この南部橋と北側の景色は、アニメ第1話のエンディングの各務原なでしこの登校シーンにそのまま登場します。

 

 このシーンです。もっと広い範囲をパノラマサイズで撮ったような構図ですので、実際のカメラではそこまでワイドにおさまりませんが、景色自体は完全にそのままです。この場面は原作には無いアニメオリジナルであり、各務原なでしこが家から内船駅まで自転車で通学している様子を紹介しています。乗っている自転車は、本栖湖畔まで乗っていったあの自転車です。
 ちなみに、上掲シーンにて、各務原なてしこの向こうに見える丘が、中世戦国期の南部氏ゆかりの城跡の場所にあたります。

 

 南部橋は、長い上に中央部で高くなっているので、自転車で走る場合でも半分は登り坂となって、楽に走れないです。しかし、各務原なでしこは浜名湖グルグル特訓で鍛えていますから、サーッと軽快に走ってゆきます。さすがです。

 

 このシーンです。背景の景色もそのまんまです。

 

 橋から戻りつつ、東側の景色を見ました。南部町は東西を山並みに仕切られる地形なので、富士山はまったく見えないそうです。

 

 T字交差点に戻りました。その北寄りに、南部町役場の分庁舎があります。本庁舎はずっと南の富河地区に位置しており、町の行政実態が富河地区を中心とみなしている状況が伺えます。その最寄りの駅は井出駅ですが、特急は停まりません。

 

 内船駅に戻りました。

 

 駅の南側の駐車場および駐輪場です。各務原なでしこもここに自転車を置いて通学しているのでしょうが、実際にはここでは通勤通学のための駐車は対象外であるようです。

 

 列車の時間が近づきましたので、駅舎に入って、掲示されている普通列車の利用方法を見ました。ホームでの乗車位置が決まっていて、列車の1両目の一番後ろの扉から乗ること、扉の開閉は自分でボタンを押して行うこと、乗車時に整理券を取ること、等が示されています。
 おなじような利用形態は、「けいおん」の近江鉄道でも実施されていますので、ああ豊郷へ行く時のパターンと同じだな、と思い当りました。

 

 示される図は、2両編成ですが、3両編成でも同様であるようです。実際に乗ってみますと、車内放送でも繰り返し乗車位置と降車位置を案内していましたので、慣れない観光客の利用がかなりあるのだろうな、と思います。

 

 御覧のとおりの無人駅ですので、改札も無く、出入りは自由です。身延線の大部分の駅が同じ無人駅です。

 

 ホームには、乗車位置がこのようにマーキングされています。それとは別に標識も立ててありますから、初めての利用者でも乗車位置が分かるようになっています。
 この時点で、次の列車の時刻まで2分足らずでした。程なくして、駅ホーム横の警報が鳴り始め、遮断機が下りました。 (続く)

 

コメント (4)
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