今日、ヒストリー各務野会の講義がありました。タイトルは「古墳時代を発掘する」で、講師は各務原市教育委員会埋蔵文化財調査センターの近藤美穂さんでした。
各地の発掘調査に携わり、北は茨城で南は長崎まで担当したと自己紹介が有り、各務原市教委では2年前から担当していると話しました。
講義のスタートです。
自己紹介から始まりました。
風邪を引いていて、セキが出て苦しそうでした。
今日の資料です。
1.古墳時代とは。
2.発掘調査とは。
3.坊の塚古墳発掘調査。
4.山後2号墳発掘調査。
5.発掘調査とこれから。 の項目で話されました。
3世紀中頃から7世紀に掛けて大和朝廷の許可を得て古墳を築造したのだそうです。古墳は全国で10万箇所ほどが有り、各務原市には、かつて600箇所有ったが今は100~150箇所になってしまったとの事でした。
パワーポイントを使っての説明です。
坊の塚古墳を上空から見下ろしたものですが、前方後円墳の姿をしている事が判ります。
坊の塚古墳の発掘調査は平成27年度から行われています。
この図は平成30年度調査の箇所で葺石が表れてきています。
こちらは天頂部の調査です。
29年度に行われました。
坊の塚古墳の出土品です。
勾玉やガラス玉などが出てきました。
近藤さんが持参された出土品です。
皆さん。
手に取って見せて貰いました。
こちらは那加地区の山後2号墳の出土品です。
高坏(タカツキ)や坏が出土しています。
こちらは勾玉です。
直接、手に取らせて貰いました。
坊の塚古墳の発掘現場。
昨年、12月22日に坊の塚古墳の発掘現場で説明会が有りました。
現場で説明する近藤さんです。
この時は市民30名余りが説明会に訪れていました。
私もその中の一人として、現場で話を聞きました。
感想
発掘調査に携わった人が「ヒストリー各務野会」来て説明してもらえました。
あの時の印象と今日の講義が結びつく事が面白いです。
講師が遺物を持参されまして直接、触って見る事が出来ました。
こうして触らせて貰えるのは嬉しい事です。