銀幕大帝α

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リサイクル -死界-

2008年06月16日 21時00分07秒 | 亜細亜ホラー
RE-CYCL 鬼域/06年/香港・タイ/108分/劇場公開
監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
出演:アンジェリカ・リー、ラウ・シウミン、レイン・リー

<ストーリー>
書き捨てた創作メモと同じ出来事に襲われた女流作家が、遺棄された人や物が再生する“死界”に迷い込む。

<感想>
いやぁ、凄い!!全編がクライマックスで出来ているような作品でした。
しかし全体的には『千と千尋の神隠し』ホラー・ヴァージョンってな感じがしないでもない。
実際見比べてみると、かなり似たような(パクッた)ようなシーンがある。
でも、まぁいいんじゃない?面白かったし、怖かったし。
やっぱりパン兄弟の映画は音楽が怖いし、それが場面を盛り上げるんだよね。
お婆さんと孫が、エレベーターの床に吸い込まれるシーンや、終盤の亡者(というよりはゾンビ!)の大群が襲ってくるシーンは怖くて、尚且つインパクト抜群だった。

どこからどこまでがCGか分らない、巧く作られた異世界の雰囲気も凄くファンタジーで良かった。
それにしても、今作はセットやヴィジュアルに凝っているよね。
こういうダーク・ファンタジックな雰囲気は大好きだから、圧倒されて観入ってしまったよ。

冒険ファンタジーとして盛り上がる中、物の大切さ、死者への敬意といったテーマ性も含まれていて、見応えのある作品でした。
パン作品は毎回裏切らないし、驚かされますよ。

余談だが、主人公の案内役をする少女が凄く可愛かったなぁ。
あんな可愛い子が我が娘だったと知った瞬間は、

生んでおけばよかった

と、絶対、主役の彼女は思ったはずですし、深い後悔に包まれた事だろう。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
08/06/16DVD鑑賞
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リンガー! 替え玉★選手権

2008年06月16日 20時30分15秒 | 洋画コメディ
THE RINGER/05年/米/95分/劇場公開
監督:バリー・W・ブラウスタイン
出演:ジョニー・ノックスヴィル、ブライアン・コックス、キャサリン・ハイグル

<ストーリー>
ケガをした友人の治療費を稼ぐため男が、知的障害者が集うスペシャル・オリンピックに不正出場する。

<感想>
日本じゃ絶対映画化出来ないよね。
企画した時点で、大目玉食らいそうだ。
さて、この映画を観ていたら、ある錯覚に襲われる。
それは、知的障害者を演じていた俳優の何割が本当の知的障害者なのか?
もしかして、本当に全員が知的障害者じゃないよね?

こいいう映画を観て日本人としては笑っちゃいけないのだろうけど、クスッと笑うくらいならいいかな?
いや、実際にはゲラゲラ笑いたかったんだけど、そういう場面が全く無かったんだよね。
唯一声に出して笑えたのが、スティーヴが鏡に向かって知的障害者の練習をする場面だけだった。
もうちょっとコメディを強くして、感動させるべきラストも一捻りあればなぁ。
処でこういうバカな企画したのは誰かと思ってエンドクレジット観ていたら、やっぱりあのバカ兄弟ファレリー・ブラザーズだった。好きやなぁ、障害持っている人を題材にするのが。なんか彼らに恨みでもあるの?

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★☆
08/06/16DVD鑑賞
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黒い家

2008年06月16日 20時01分40秒 | 邦画ホラー
99年/日本/118分/劇場公開
監督:森田芳光
出演:内野聖陽、大竹しのぶ、西村雅彦、小林薫、田中美里、石橋蓮司

<ストーリー>
保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく……。

<感想>
公開されてレンタルされた年はまだ俺はホラーというものに対しての免疫力が無かった。ましてや邦画ホラーとなると、独特な怖さがあって絶対観れなかった・・・。いや、観たくなかった。
それが今じゃ、ある程度グロくても平気で観れるようになったんだもんなぁ。
年をとると人間変わるのな(笑)。
さて、原作小説もこの映画もかなり話題になった『黒い家』。
祝・DVD化記念として初めて観た訳だが、

大竹しのぶが怖ぇえよ!!

これに尽きる。

多分代役を使ったであろう

乳しゃぶれ!

シーンは観終わった後もかなり脳裏に残った位エロ怖さ爆発!
包丁を持って奇声を発しながら猛追してくる姿も強烈過ぎる。
いや、一番のキチぶりは、主人公の家を破壊しまくるシーンだろうな。
まぁ、兎に角抜群なインパクトを残した訳だ。
大竹しのぶの怪演がなかったらここまでヒットしなかっただろう。

陰湿な感じがするサスペンス調な中盤までから、血生臭さが漂う後半のホラー・タッチへの切り替え方は凄く怖くて良かった。

金の欲望に取りつかれた女ほど怖いものは無いよな。

関連作:『黒い家 エンジビル』(韓国版リメイク)

評価:★★★★
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