銀幕大帝α

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大日本人

2011年06月18日 23時49分51秒 | 邦画コメディ
07年/日本/113分/コメディ/劇場公開
監督:松本人志
企画:松本人志
脚本:松本人志

出演:松本人志、竹内力、UA、神木隆之介、海原はるか、板尾創路

<ストーリー>
有事の際に政府の依頼を受けてピンチを救う男・大佐藤の戦いの日々をドキュメントタッチで描く。
<感想>
3作目となる『さや侍』が劇場公開中の松本人志による衝撃的デヴュー作。

これはぜってぇ観ない!!

って決めてたんだが、何でもハリウッドリメイクだと!?
となると、元がどんなものなのか知りたくなるのは当然の事。
つまんねぇとは聞いてはいたが、どうしてもそのつまんない映画をリメイクするには、そこかしら面白い部分もあるんじゃないかと、蟻のウンチ程の期待を込めて鑑賞。

つまんね~~~~~。

つっこみがないボケだけのコントを観ているみたい。

まだ2作目の『しんぼる』の方が、1人ボケつっこみしていたから笑えたけれど、流石にこれはCGに予算をかけただけの、ぐだぐだエセドキュメ。

まるでキンチョールのCMに出ている松本人志の長尺版って感じで、必死のボケが全く笑いに結びついていない。

唯一笑えたのが、巨大化した4代目が夕日に敬礼して新聞に載る所。

松本が主役なのに、爺に笑ってしまったんだが、それで良いんですか、監督?

それと突如、CGから特撮着ぐるみウルトラマンもどきになるラスト10分は何だ?
どういう意図でああなったんだ?
意外性な笑いを試みた結果なんだろうけど、余りにも突拍子過ぎて思わず巻き戻して2度観してしまったよ。
あ、これが松本監督の狙いだったのか!
術中にはまったのなら素直に負けを認めるが、それでも流石にこの内容で100分強は辛いですぞ。

オフィシャル・サイト

評価:
11/06/18DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2007-11-28
メーカー:アール・アンド・シー
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借りぐらしのアリエッティ

2011年06月18日 23時14分50秒 | アニメ(国内)
10年/日本/94分/ファンタジー・ドラマ/劇場公開
監督:米林宏昌
プロデューサー:鈴木敏夫
企画:宮崎駿
原作:メアリー・ノートン『床下の小人たち』
脚本:宮崎駿
主題歌:セシル・コルベル『Arrietty's Song』

声の出演:志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林

<ストーリー>
人間の世界から少しずつモノを借りてきて生活する、床下に住む“借りぐらし”の小人の少女・アリエッティと人間の少年のひと夏の触れ合いを綴る。
<感想>
そりゃあ天下のスタジオジブリだもの、宮崎駿以外に絵の上手いアニメーターの1人や2人はいるでしょ。
描かすのはいいけれど、安易に監督を任せてもいいもんかなぁ。

父とアリエッティとの初めての‘借り’は冒険的でワクワクさせられたけれど、それが終わってからはだんだんとつまんなくなってきた。

絵の美しさ、そこから感じる生命さはいつものジブリらしくて良かったのですが、話がどうにも退屈過ぎ。
使用人のハルさんの描き方も悪役過ぎてなんか嫌になったし。

心温まる物語って程でもなく、アリエッティと翔との盛り上がりが乏しい交流物語って感じ。

「君達種族は滅びる運命にあるんだ」って、姿見た途端にそりゃないだろうよ。
病人だからと甘い顔して接してくれたアリエッティに対して悪魔みたいな事言いますな、少年!

私も頑張るから貴方も頑張って

みたく、交流が然程発展しないまま終わっちゃうラストも今一つでした。

心臓の手術が成功したのかしなかったのか位のエピローグをエンドロール中にでも描いてくれたら、少しは温かいなり切ないなりの余韻なるものが得られたかもしれません。

ジブリ作品にしては楽しさも心地よさも無く地味な感じで残念なものでしたが、アリエッティの可愛さは歴代キャラクターの中でも私的には5本の指に入りました。
洗濯ばさみで束ねていない時のバサバサ髪アリエッティにキュンキュンしちゃった~。

あ、因みに不動の1位はナウシカです!!

ツタヤで貰った先着特典だよ。
団扇?

オフィシャル・サイト

評価:★★★
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レンタル開始日:2011-06-17
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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きみがくれた未来

2011年06月18日 21時52分07秒 | 洋画ドラマ
CHARLIE ST. CLOUD/10年/米/99分/青春ドラマ/劇場公開
監督:バー・スティアーズ
原作:ベン・シャーウッド『きみがくれた未来』

出演:ザック・エフロン、アマンダ・クルー、チャーリー・ターハン、キム・ベイシンガー、レイ・リオッタ

<ストーリー>
弟・サムを交通事故で亡くした兄・チャーリー。以来、彼はサムが眠る墓地の管理人となり、夕暮れ時にサムの亡霊とキャッチボールをする毎日を送っていたが…。
<感想>
あれ?予告観た限りでは感動ものかと思ってたんだが。

ふ~ん、事故で死んだ弟と奇跡的に生き残った兄との交流物語ですかぁ。
そこに、ヨットレースのライバルだった女性が絡んで来るんですが、

『シックス・センス』

になっちゃってますよ?

てか、死んでないのに、幽霊とはこれどういうこと?
あ、

「ゆうたいりだつ~」

ですか!

何か無理矢理感動作に仕上げようとしてないか?

「君は何かの使命を果たすべく生かされたんだ」

レイ・リオッタの役がたったこれだけって。。。
悪役面のくせに珍しく救命士という良い役だっただけに、もっと絡ませて欲しかったです。

<私をみつけて・・・>

「彼女は死んでいない!僕が見付ける!!」
「兄ちゃん、僕より彼女を選ぶんだね」
「ごめんよサム!僕は過去より明日を見つめたいんだ」
「分かったよ兄ちゃん。今まで有難う。最後に彼女の居場所を教えてあげるよ」
「あぁサム、すまない。心の中ではいつまでもサムといるよ」

めでたく遭難していた彼女を見付けだしたチャーリーは、数カ月後2人で新たな人生を歩んでいくのでした。
めでたし、めでたし。

ちっとも感動しませんが。

こりゃあザッくんファンの為の映画ですね。
でもね、同じ高校生役のザッくんを観たいのならば、本作のバー・スティアーズ監督と組んだ『セブンティーン・アゲイン』の方がもっと内容が詰まっていて面白いと思いますよ。
あちらのザッくんの方がまだきらめきがある。
こっちのザッくん暗過ぎる。
映画自体も暗い雰囲気を保たなくても良いのに保ったまま終わっちゃうし。
幾ら死という重たいテーマを扱っているとはいえ、最後はハッピーエンドなんだからさ、もうちょっとエンディング位明るくしようよ。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
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レンタル開始日:2011-05-25
メーカー:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
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イップ・マン 序章&イップ・マン 葉問(2回目)

2011年06月18日 21時08分31秒 | 亜細亜アクション
スタッフ&キャスト&ストーリー説明&1回目レヴューは、下記参照下さい。

『イップ・マン 序章』
『イップ・マン 葉問』

1回目の鑑賞時に面白さを感じたという部分もありますが、詠春拳が太極拳の一派というのを知り、先日観たばかりにも関わらず改めて再見です。

実は私の母が太極拳の先生なんです。
詳しくは知り得てませんが、多くの生徒を持ち、二つの体育館を掛け持ちして教室を開いている程の大先生。
関係者から電話がかかってくると
「お母さんはいますか?」
ではなく、必ず
「先生は御在宅でしょうか?」
ですから、母には恐れ入ります。

と言う事で、滅多に映画を観ない母を交えての親子鑑賞と相成った訳ですが、
まず1作目の「序章」に関しては、

ちょっとエゲツない描写(血が出るシーン)が多く、母にとっては鑑賞に堪えられないものがあり、殆ど眼を瞑っていました。
それとやはり、日本人の暴虐限りな描き方が酷過ぎるとの事。
何処まで本当の事を描いているのかは分かりませんが、嫌な気分になったようです。

「中国では大ヒットしたらしい」
「日本では公開をも危ぶまれたらしい」

と教えると、日本人を嫌う中国人がいかにも喜びそうな内容やからね、と納得していました。

続いて2作目の「葉問」。

これは食い入るように観入っていました。
イップ・マン(というかドニーですが)の構えに「重心が全くブレていない」と大絶賛!
詠春拳の型には隙が無いそうで、特に防御の型には相手の攻撃を弾く為の基本が出来上がっているとのこと。
太極拳にも同じ様な動きがあるらしく、相手の腕を掴み軽く前に引っ張る事で簡単に体勢を崩し、反撃に講じる事が出来る様で、アクションシーンになる度に、動きを真似しながら色々と講釈を垂れてくれました(笑)。

結果的に「葉問」の方がアクションが色々詰まっていて見応えが有り、物語としても面白かったと好評価でありました。

円卓上での手合わせシーンで、サモ・ハンがふわりと飛び上がるのですが、特典映像のメイキングにてワイヤーで吊るされているのを知り、母が

「やっぱり吊るされてたんやな」
と言ったら、父が
「ほんまにあんなに高く飛べたらオリンピック出れるわ」
と笑っていましたが、
「何の種目に出るねん」
と私が何気に言ったら
「そりゃあ走り高跳びやろ」
と、何か微笑ましい鑑賞後の家族の団らんでありました。

母としては、出来ればイップ・マンが詠春拳を身に付けるまでの話が観たいとの事ですので、是非とも詠春拳の使い手となるまでの過程を描いたエピソード0みたいな新作をお願いしたい所です。
私も観てみたい。

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