銀幕大帝α

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バレッツ

2011年06月04日 21時14分48秒 | 洋画アクション
22 BULLETS/10年/仏/117分/アクション・ドラマ/R15+/劇場公開
監督:リシャール・ベリ
製作:リュック・ベッソン
脚本:リシャール・ベリ

出演:ジャン・レノ、カド・メラッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、マリナ・フォイス、リシャール・ベリ

<ストーリー>
家族と平穏な生活を送っていた元マフィアのボス・シャルリは、襲撃者に22発もの銃弾を打ち込まれ生死をさまよう。奇跡的に一命を取り留めた彼は、復讐しようとする元部下を制止するが…。
<感想>
愛するものを救うべく敵陣に乗り込み戦う

これは『レオン』から引き継がれたテーマだけれど、激しく心打たれる点では負けているかな。
終盤こそこのテーマだけれど、メインは自分を裏切ったかつての友人に対する復讐ですからね。

青年時に固い結束を誓った割には、コカイン一つでこうもあっさりと長き深い絆を切ってしまうものなんだ。
お互いが低俗な殺し合いを展開させちゃって、所詮友情なんて言葉だけの戯言に過ぎないんだと思わされます。

復讐映画であれども、全体的に重みが無い。
哀しみとか怒りとか、復讐するにあたっての心の変化みたいなものが余り感じられませんでした。
ジャン・レノの表情とかにもそれは現れていなかったなぁ。
まるで『ニキータ』の掃除屋みたいな無感情さ。

あ、唯一、誘拐された息子を救う場面だけは感情が露わになっていたように思えます。
流石に我が子が殺されそうになったら怒哀も出てくるか。
そこでも無感情だったら、ちょっと萎えてたかも。

8人目の男の件にも工夫が欲しかった。
どう考えてもあの男しかいないやん。
直ぐに分かっちゃったよ。

あらすじがそこそこに良かっただけに、もう少し表現変化に対して細かい演出を施して貰いたかったです。

仲間を殺された
じゃあ仕返しをしよう

息子を誘拐された
じゃあ助けに行こう

長年の友人に裏切られた
じゃあ問い詰めに行こう

どうも作りが薄っぺらい。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
11/06/04DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-03
メーカー:クロックワークス
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Chatroom/チャットルーム

2011年06月04日 20時18分23秒 | 洋画サスペンス
CHATROOM/10年/英/97分/サスペンス/PG12/劇場公開
監督:中田秀夫
出演:アーロン・ジョンソン、イモージェン・プーツ、マシュー・ビアード、ハンナ・マレー

<ストーリー>
家に引き込もり、インターネットでチャットルームを覗く17歳のウィリアム。彼はそこで悩みを抱える若者たちと知り合うが…。
<感想>
中田監督はイギリス行ってまで、また変な映画撮ってきたんですねぇ。

最初何の事か分からなかったんだけれど、あの各々の部屋はチャットに集った人達の様子を疑似表現してたんや。

そりゃあパソコンに向かって黙々とキーを叩いている姿なんて映しても面白くないからね。

自殺願望に魅せられた男が、うつ病の青年にターゲットを絞って言葉巧みに追い詰めていき、彼に自ら命を絶つ事を促そうとするも、他のチャット仲間達がそれを阻止しようとするお話。

はっきり申すと、つまんない映画です。

描こうとしている事は分かるんですが、展開にメリハリが無いので、何かダラダラと進んでいるだけっていう感じ。

集まった人間が抱えるそれぞれの心の病なるものは細かく描かれているものの、それが物語に大きく左右されているのかとなるとそうでもない。
サイドストーリーをしつこく見せておいて、メインストーリーは細切れの足早状態。
いっそうの事、ウィリアムとジム、2人の追い詰め、追い詰められに軸を絞って話を進めた方が、もっと緊張感ある作品になったんじゃないかと思う。

スリラーとしても中途半端だし、びくびくする様な怖さも無く、サスペンス映画と言える程の出来でも無い。
例えるなら

ウィリアムの提案であみだくじのスタート位置に主要人物を立たせて、順番になぞって行ったら、ゴールに辿り着いたのは提案者のウィリアムだった

流石にこれじゃあ仕組まれた出来レースみたいで、他の参加者にとってみれば単なる傍観者に過ぎず、なんじゃそりゃとなります。

そんな無駄骨な雰囲気がラストシーンでしっかりと出ていましたよ。
あれだけ人騒がせしておいて、なんやねん、と。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★
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レンタル開始日:2011-06-03
メーカー:アット エンタテインメント
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トロン:レガシー

2011年06月04日 00時49分56秒 | 洋画アクション
TRON: LEGACY/10年/米/125分/SFアクション/劇場公開
監督:ジョセフ・コシンスキー
音楽:ダフト・パンク

出演:ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド、マイケル・シーン

<ストーリー>
父親が創造した“トロン”と呼ばれるコンピューターの世界へ導かれた青年が、人類の存亡を賭けた戦いに挑む。
<感想>
いやはや、すげぇ映像ですな。
質感があり、立体感も凄く出ている。
バイクレースでの映像美たるものや感動の域に達します。

背景から浮かび上がる光るスーツも素晴らしい。

バーチャル世界観というものを見事なまでに美麗な映像で表現している所には恐れ入りましたと頭が下がる想いです。

ビグザムみたいな巨大浮遊艦みたいなのも何かカッチョ良くね?

後、棒をパキッと二つ折りしたら、みるみるバイクや飛行機になるシーンもイカしてんな~。

何かまた新しい映像世界を体験させて貰ったって感じです。
これりゃあ3Dで観たらまた違った驚きがあったんだろうなぁ。

とまぁ、映像に関しては全く申し分ない作品なのですが、どうにも合間の説明的な物語進行がつまんない。
そんなのどうでもいいから、はよアクション見せぇや、て思っちゃう程の退屈さ。
ワクワクする場面が少なく、逆にダラダラした場面が多過ぎて、妙に私の中での心の浮き沈み(楽しさ、ツマラナさ)が激しい話になっちゃっているのが、かなり残念。

中だるみを感じさせない矢継ぎ早のSFアクションだったら、もっと物語に入り込めて堪能出来たと思うんだけれどねぇ。

これってリメイクじゃなくて続編となるんだねぇ。
1作目って一度観た様な観ていない様な曖昧な記憶しかないんだけれど。
28年前っしょ?
私、小学生やん。
当時は初のCG映画って事でかなり話題になった作品だけれど、今観たらどうなんだろうかね。
ひかりTVで無料ビデオ提供されているから、この機会に思い出す意味でも観てみようかな。
ちゃちぃなって思うのか、それとも今観ても色褪せない出来なのか・・・。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

関連作:
『トロン(1982)』(第1作)
『トロン:レガシー(2010)』(第2作)

評価:★★★
11/06/03ひかりTV鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-03
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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デイブレイカー

2011年06月04日 00時11分35秒 | 洋画ホラー
DAYBREAKERS/09年/濠・米/98分/SFヴァンパイア・アクション・ホラー/R15+/劇場公開
監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ

出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン、サム・ニール

<ストーリー>
西暦2019年。謎の疫病が世界中に蔓延し、人類の大半はヴァンパイアへと変貌していた。
<感想>
ヴァンパイアが人間を支配し世界を動かしているという設定は私好み。

美しきヴァンパイア世界を映し出した映画は数あれども、本作は兎に角グログロ。
薬品実験体になったヴァンパイアが失敗により

ゲフォー!!ドバーン!!!

てなる所からしてグチャグチャだ。
人間の数が少なくなり、血液が得られなくなった今

貴方はサブサイダーになってまでもヴァンパイアになり続けますか?
それとももう一度人間やり直しますか?

ていう話なんだけれど、元ヴァンパイアの人間や、人間になりたいヴァンパイアを出す事によって、どのようにしたら温かみを持つ人間に戻れるのか、という軸となる部分が出来上がっているので後の展開に興味をそそられます。

人間に戻れる方法が

2段重ね

になっている所はかなり面白くなっています。
そしてサム・ニール社長が統括するビルでの

ヴァンパイアから人間になった者へ血液欲しさにヴァンパイアが群がるクライマックス
(ややこしいっ)

は、想像を絶する切り株グロチョンパ!
そして、満を持して登場するウィレム・デフォー。
役的に美味し過ぎるぞエリアス軍曹!!(笑)

血糊大バーゲンなグチャドロ映画ですが、007のボンドカーみたいな近未来ハイテク車が出てきたり、銃にクロスボウガンで立ち向かったり、刃で体を一突きされたヴァンパイがドッカンドッカン粉砕爆発したり、イカしたボンネットのビンテージカーが荒野を颯爽と爆走したりと、カッコ良い映画であったりもします。

実の娘をサブサイダー化させて日光で殺しちゃう非道な父親サム・ニールの怪演も絶好調ですぞ。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
11/06/03DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-02
メーカー:ブロードメディア・スタジオ
コメント (22)
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